感動と感謝
カワサキが令和の時代によみがえらせた、400ccのスーパースポーツ「ニンジャZX-4R/ZX-4RR」。1万5000rpmを超えて回ろうとする珠玉の4気筒エンジンを搭載した一台は、私たちにどんな世界を見せてくれるのか? 懐かしくも新しいニューモデルの走りに触れた。
エンジンだけですべて許せる
400ccクラスのマルチシリンダーエンジンを積んだ「カワサキ・ニンジャZX-4R SE」の価格は112万2000円。今回の試乗車はよりスポーツに振った「ZX-4RR KRTエディション」なので、プラス3万3000円の115万5000円。
「いかな4気筒といっても、400ccでしょ? それで100万円超えかァ」とため息をついた“ちょっと古い”バイク好きの方、多いんじゃないでしょうか。かくいうワタシもそのひとり。正直「誰が買うんじゃい?」と思いながらKRTエディションのシートにまたがって走り始めたわけです。それが、4本のシリンダーがあっさり6000、7000rpmを超えてさらに軽々と回り、サウンドを高めていったら、もう何でも許す気になっていたのだからバカですね。単純ですね。ZX-4RR、ステキじゃないか! なんだか懐かしくて、目頭が熱くなりました(ちょっと大げさ)。
令和の時代にはあり得ないと考えられていた250ccクラスの4気筒モデル「ニンジャZX-25R」が市場に投入されたのは2020年。それに遅れること約3年。この2023年に399ccの排気量を持つZX-4R、同4RRが発売された。「これがスーパースポーツだ」(オフィシャルサイトより)とメーカーが主張するとおり、77PS/1万4500rpmの最高出力は、かつてのレーサーレプリカ「ZXR400」のそれを大きく上まわる。そのうえ、ABSはもちろん、電子制御スロットル、トラクションコントロール、ライディングモードといった電制技術や、アシスト&スリッパークラッチ、クイックシフターなどのハードウエアが惜しげもなく搭載されている。...