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138億円を遺した世界一の大富豪一族が20年以内に没落した自業自得な理由


Photo: Adobe Stock
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世界一の大富豪の9500万ドルの遺産

1877年1月4日、世界一の大富豪が亡くなった。

「提督」の異名で知られ、鉄道と交通の先駆者として生涯で1億ドルを超える資産を築いた、実業家のコーネリアス・ヴァンダービルト(1794〜1877)だ。

ヴァンダービルトは、財産を分与すると争いが起こり、一族の破滅につながると信じていたので、財産の大部分の9500万ドル(約138億円)を息子のウィリアム・H・ヴァンダービルト(以下、ウィリアム・H)に遺した。

これは、当時の米国財務省が保有する全資金を上回るほどの大金だった。

この判断は正しかった。その後の9年間でウィリアム・Hは鉄道事業をさらに発展させ、父親から引き継いだ財産を2億ドル近くに倍増させた。これは2017年の価値に換算すると50億ドルにも相当する。

20年も経たないうちに一族が没落

だがウィリアム・Hが他界すると、ヴァンダービルト家は次第に没落していった。

20年も経たないうちに、一族は米国を代表する大富豪の座から一人残らず姿を消した。

1973年に提督の子孫の家族120組が一堂に会したとき、億万長者は一人もいなかった。

「ライフスタイル・クリープ」とは?

ヴァンダービルト家が没落した大きな理由は、「ライフスタイル・クリープ」と呼ばれる現象によるものだ。

ライフスタイル・クリープとは、収入が増えたときに、その分だけ生活レベルを上げようとすること。

まわりに見栄を張りたいという思いがその原動力になっていることが多い。

莫大な遺産を相続したヴァンダービルト家の人々も、豪奢な乗馬を楽しみ、100ドル紙幣で巻いたタバコを吸い、ニューヨーク市でも指折りの豪華な邸宅に住んだ。

マンハッタンの社交界の人たちに引けを取りたくないという思いから、散財はエスカレートした。歴史的にも、これほど贅の限りを尽くした一族はほとんどいないだろう。

この一族の物語は、人は収入が増えると、簡単に支出を増やしてしまうことを教えてくれる。

昇給したので、それを祝いたいと思ったとしよう。給料が上がったのは一生懸命働いてきたからだし、稼いだお金を何に使おうが罰は当たらないはずだ、とあなたは考える。

車を買い替える、今よりいい家に引っ越す、外食の回数を増やす――こうして、あなたは生活レベルを上げてしまう。これがライフスタイル・クリープだ。

パーソナルファイナンスの専門家の大半は、「ライフスタイル・クリープは絶対に避けるべきだ」とアドバイスする。

ライフスタイル・クリープの上限は?

だが、私は違う。

やり方によっては、ライフスタイル・クリープは大きな満足感を得られるものだと考えている。

働いた成果を享受できないなら、一生懸命働く意味がどこにあるのか。

では、ライフスタイル・クリープの上限は?

つまり、収入が増えたとき、どれくらいまでなら使ってもいいのか?

それは貯蓄率によって変わってくるが、ざっくりいえば、ほとんどの人に当てはまる答えは「約50%」になる。

つまり、増えた収入の半分以上を使ってしまうと、リタイアできる時期は遅れてしまう。

「増えた収入を十分に貯蓄しないと、リタイアが遅れる」というのは奇妙に思えるかもしれない。なぜそうなのか説明しよう。

実は、貯蓄率の高い人は、貯蓄率の低い人より収入アップ分を貯蓄する割合を増やさなければならない(同じスケジュールでリタイアしたい場合)。

この理由が理解できれば、「収入アップ分を使ってもいい上限は50%」という意味がよくわかるようになる。

(本稿は『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の一部を抜粋・編集したものです)

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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