待つ価値あり
ロータス最後のガソリンエンジン車といわれるミドシップスポーツ「エミーラ」の2リッター直4ターボモデルに英国で試乗。最高出力365PSを発生するメルセデスAMG製「M139」ユニットのパフォーマンスと、先に登場したV6モデルとの違いを確かめた。
ロータス+AMGの強心臓という意外性
ロータス最後のガソリンエンジン車という看板を掲げ2021年にデビューしたロータス・エミーラ。当初のラインナップはトヨタ製3.5リッターV6エンジンをスーパーチャージャーで武装した「エミーラV6」のみだったが、2023年7月の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で直4ターボ版の走りが披露された。時を同じくしてノーウィッチでも3台のプレス関係者向け車両が走りはじめている。
ロータスのファクトリー前に「セネカブルー」のエミーラが止まっていた。しかし、リアウィンドウ越しにエンジンのカバーを確認しなければグレードを特定することはできなかった。エミーラはボディーのどこにもグレードを示すエンブレムがないし、3種類のホイールもV6と直4どちらのモデルにも適用されるようになっているからだ。リアウィンドウ越しに「LOTUS V6」と鋳込まれたアルミ製のカバーが見える派手なV6モデルに対し、新登場の直4モデルは小さく「LOTUS」と入った樹脂製のカバーで覆われているだけで実に素っ気ない。
だがカバーの下の2リッター直4ターボエンジンは、4気筒で世界最高レベルの出力を誇るメルセデスAMG製のM139である。「メルセデスAMG A45 S 4MATIC+」に搭載されているエンジンといったほうがわかりやすいかもしれない。ちなみにA45用の最高出力が421PSであるのに対し、ロータスの専用マッピングを採用したエミーラ用は若干控えめな365PSを発生する。それでもリッターあたり180PS超えとなるこのエンジンは、ロータス史上最強の4気筒なのである。
さらにこのM139ユニットに組み合わされるギアボックスがロータス初の8段DCT(デュアルクラッチトランスミッション)であるという点も、直4エンジンを搭載するエミーラのトピックといえるだろう。...