創作系モダンフレンチ
プジョーの4ドアクロスオーバークーペ「408」が上陸。ファストバックとクロスオーバーを融合し、セダン・ステーションワゴン・SUVの特性をもつというブランニューモデルの仕上がりを、プラグインハイブリッドシステム搭載車で確かめた。
欧州で人気のSUVクーペ
プジョー408は日本法人のプレスリリースによると“解き放たれた新種”だとか。「40〜」という車名はかつてDセグメントセダンおよびツーリングワゴンを指す車名だったが、2011年に生産を終えた「407」を最後に、その役割は「607」と統合された「508」に受け継がれた。というわけで、新しい408は、クルマとしては407とはまったく別系統の商品である。
各メディアでは408を「シトロエンC5 X」のプジョー版と表現する記述も多い。なるほど、大きめの地上高が与えられた、リアにハッチゲートをもつSUVクーペサルーン……という意味では、408とC5 Xはよく似ている。国交省に届け出られた日本仕様の諸元値では両車のホイールベースに5mmのちがいがあるが、本国公表値で2mm差しかなく、これも実質的には同寸と考えていい。つまり、ハードウエア的にもC5 Xととても近い。
ただ、全長は前後オーバーハングが短く削り取られた408のほうが、C5 Xのそれより100mm以上短い。4700mmというその全長は、プジョー内では「308SW」より45mm長く、508のサルーンより50mm短い……というポイントに落とし込まれてる。ちなみに、C5 Xは(中国市場専用の「C6」を例外とすれば)シトロエンのサルーン系フラッグシップという位置づけだ。よって、その全長も、プジョーの「508SW」よりさらに長い4805mmという堂々たるサイズになっている。
SUV形態こそがフツーのクルマになった現在、そこから派生した“SUVクーペ”は、とくに欧州で人気のようだ。ご承知のように、ドイツ系の高級ブランドではSUVクーペはもはや定番商品だし、日本発祥の「日産ジューク」や「トヨタC-HR」も欧州で確固たる地位を築いて、どちらも現地では2代目が登場している。プジョーの宿敵であるルノーは「アルカナ」の成功に味をしめて(失礼)、さらに上級の「ラファール」も先日発表した。...