“100年に一度”にワクワク
年初の恒例行事であるJAIA輸入車試乗会に参加したwebCGこんどーは、「ランドローバー・ディフェンダー90」と「ルノー・ルーテシアE-TECHフルハイブリッド」「テスラ・モデルY」を連れ出し、これからのクルマとの付き合い方について考えた。
新たな歴史のはじまり ランドローバー・ディフェンダー90 75thリミテッドエディション
これ、いい! 欲しい! そう思った。どこか懐かしいグラスミアグリーンのボディーカラーをまとった、ディフェンダー90が目の前にある。
今回試乗した「75thリミテッドエディション」は、ランドローバーのはじまりとなる「ランドローバー・シリーズI」が、1948年のアムステルダムモーターショーで発表されてから2023年で75周年を迎えることを記念した特別仕様車だ。ベースとなるのは上級グレード「HSE」で、2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンエンジンを搭載している。
初代のイメージを現代的に昇華させたデザインは、シンプルで美しく、それでいてたくましさも感じさせる見事な出来栄えだ。
売れ筋の「ディフェンダー110」がラグジュアリーな雰囲気を醸し出すのに対して、この90はホイールベースを切り詰めただけなのにカジュアルさが際立って映る。実際に走らせても110とはだいぶ違う。見た目と同様に、軽快でスポーティーなのだ。路面の継ぎ目などでは突き上げを感じるけれど、意外や直進性の高さは抜群で、ロングツーリングも快適にこなす。エンジンも2リッターにしては十分なトルク感で、動力性能においても不満はない。
街なかでの使い勝手もいい。車幅についてはやや持て余すシーンもあるかもしれないが、110よりも断然小回りが利く。フロアが高いこともあってやや乗降しづらい後席についても、乗り込んでしまえば十分な広さがある。
2019年の日本でのお披露目の際に、デザインを担当したジェリー・マクバガン氏はこう語っていた。「110もいいのですが、私の家族は妻と娘だけですし、個人的には3ドアの90のほうがいいですね。あと、非常にシンプルなものですけど白塗りのスチールホイールも用意していて、それを装着すると、よりディフェンダーらしさが味わえると思います」
まれにみる傑作であるディフェンダーは、どのタイミングでどのモデルを手に入れても、長く付き合える一台になるだろう。
【スペック】 全長×全幅×全高=4510×1995×1970mm/ホイールベース=2585mm/車重=2180kg/駆動方式=4WD/エンジン=2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ(最高出力:300PS/5500rpm、最大トルク:400N・m/2000rpm)/トランスミッション=8AT/燃費=8.3km/リッター(WLTCモード)/価格=1101万3000円...