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ホンダ・フィットe:HEVクロスター(4WD)【試乗記】


あなたのステキな日常に

利便性の高さが自慢の、ホンダのユーティリティーコンパクト「フィット」がマイナーチェンジ。改良前のモデルと比べて、どこに手が加わり、どのような進化を遂げたのか? SUVテイストあふれる「e:HEVクロスター」の4WDモデルに試乗し、その仕上がりを確かめた。

悩み多き国産Bセグメント

日本のBセグメントコンパクトといえば、「トヨタ・パブリカ」あたりまでさかのぼらずとも、「スターレット」や「日産マーチ」の頃から数えてもざっくり半世紀近い歴史がある。その間、ファミリーカーからパーソナルカーへとニーズを広げ、仕向け地も広げながら進化してきたわけだが、現時点では大きな曲がり角を迎えている。

日本メーカーにとっての台数的な主要マーケットである米国・中国では、その小ささが敬遠され、欧州では強固な地場資本を相手に苦戦するばかりだ。肝心の日本市場でも、軽やAセグメントのスライドドア物件の人気におされて、シェアを奪われている。

と、そんな現状を最も端的に表しているのがフィットの不振だろう。販売台数は年間10万台を切り、登録車のなかだけでみても順位は10位前後にとどまり……と、かつて「トヨタ・カローラ」を引きずり下ろしてトップセラーに居座り続けた面影はない。先代はDCTで、現行は電動パーキングブレーキで、海外のサプライヤーに泣かされた不幸はあったものの、いずれにせよ往時の勢いを取り戻すのは難しそうだ。ホンダでは同じ血筋の「ヴェゼル」がフィットの不振を補っており、時に販売台数で追い抜かれたりしているのをみると、このクルマの斜陽ぶりがひときわ切なく映る。

そんなフィットの現行型が発表されたのは、2019年の東京モーターショー(参照)。そして2022年10月に、デビューから3年を経てのマイナーチェンジが施された。一部で不振の理由と称されたエクステリアデザインは、バンパーとグリルの形状が微調整された程度でシンプルな方向性が保たれたのは、個人的には至って賢明な判断だったように思う。...

提供元:webCG

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