あぁ快感!
モータースポーツでの知見を生かし、高性能ハッチバック「GRヤリス」をさらにレベルアップさせたというトヨタの限定モデル「GRMNヤリス」。“究極”と形容される走りの質を、オンとオフ両方の道でチェックした。
骨格からして違う
限定販売台数500台に対して、実に1万人もの購入希望者が殺到したという“GRヤリスのフルチューンドバージョン”GRMNヤリスは、すでに抽選も終わり、幸運にも購入権を引き当てた人には、この夏以降に納車が始まる予定となっている。
筆者はすでにGRMNヤリスをサーキットで走らせる機会を得ていたのだが、今回は最終仕様の、いわば市販スペックとなった車両をあらためて試すことができた。それも“Circuit Package(サーキットパッケージ)”を袖ヶ浦フォレストレースウェイで、そして初対面の“Rally Package(ラリーパッケージ)”をダートコースでというぜいたくな機会とあって、喜々として参加したのだった。
GRMNヤリスの詳細については、すでに多くの方がご存じだろう。簡単におさらいしておくならば、その最大の見どころはやはりボディーということになる。
そもそもGRヤリスは、競技での使用を前提にヤリスより大幅に強化されたボディーを持っている。GRMNヤリスではそこにスポット溶接545カ所、構造用接着剤塗布長12mを追加することで、さらに剛性を高めているのだ。これは数値を追いかけたものではなく、“サーキットパッケージ”が標準装着する、Sタイヤ並みのグリップ力を持つヨコハマタイヤの「アドバンA052」を履きこなすべく手を入れていった結果としてのスペックである。...