持続可能型モンスター
いまやポルシェファミリーの重要なメンバーとなっている高性能サルーン「パナメーラ」。世代交代と大幅改良を経た最新型の到達点とは? 電動モデル「パナメーラ4 Eハイブリッド」の特別仕様車に試乗して確かめた。
エコカーらしからぬスペック
ポルシェ・パナメーラ4 Eハイブリッドは、パナメーラPHEV(プラグインハイブリッド車)3兄弟の末っ子である。と書いてみたら、♪どうせあんたは三男坊、東京さ行くのはいいけれど〜、という三橋美智也の歌のフレーズが浮かび、さらにザ・ドリフターズの「あ、行かないで」と繰り返すコントを思い出して、ぷぷっ、あれはおもしろかったなぁ。
という話はさておき、パナメーラPHEVには「スポーツツーリズモ」というシューティングブレーク版もあり、それも入れると全部で5兄弟になる。そうすると、それなら「カイエン」のPHEVもあるではないか。と話を広げていくことになり、かなりややこしい。
そこで、ここでは3兄弟ということで了解をいただき、つまるところ、ポルシェPHEVのベースであるパナメーラ4 Eハイブリッドの最新型を試乗したので、この個体について語ることによって、ポルシェPHEV全体の魅力についてもチョコっと言及してみたい。と、そう思う。
3兄弟全体を概観すると、長兄の「パナメーラ ターボS Eハイブリッド」はシステム最高出力700PSを誇るスーパーモンスターで、次兄の「パナメーラ4S Eハイブリッド」は同560PSのモンスター、三男坊のパナメーラ4 Eハイブリッドだって、同460PSもある。試乗車のタイヤも前275/35、 後ろ315/30の、ともにZR21というスーパーカーサイズで、これが標準なのだ。間違いなく怪物的高性能セダンである。
ちなみにターボSのエンジンは4リッターV8ツインターボで、単体の最高出力は571PS。4Sと4は共通の2.9リッターV6ターボで、チューンの違いによって前者は440PS、後者は330PSを発生する。...