ドイツ車乗りが嫉妬する
世界で最も美しいクルマに選出されたDSオートモビルの新型「DS 4」。Cセグメントのベンチマークといわれる「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の最新型に乗る筆者が、DS 4のディーゼル車に試乗し、肌で感じた両モデルの違いを報告する。
超プレミアムなコンパクトカー
「世界で最も美しいクルマ」のタイトルを獲得したDS 4。その事実を知らなくても、実車を目の当たりにすれば、他のクルマにはない輝きというか、オーラのようなものを感じることができる。
Cセグメントのベンチマークといわれる「フォルクスワーゲン・ゴルフ」を最近購入した私にとって、このDS 4はあまりにまぶしい。シンプルさが身上のゴルフに対して、DS 4はまさに対極にある存在。もちろん、そのシンプルさを好んでゴルフを手に入れたわけだが、素っ気ないインテリアに満足しているかというとそういうわけではなく、「せめて『アウディA3』くらいの上質さが感じられたら……」とつい思ってしまうことがよくあるのだ。
そんな元祖プレミアムコンパクトのA3の、さらに上を行っているのがDS 4。DSではこのモデルを“プレミアムCセグメント”と位置づけているが、ゴルフ乗りから見たら“超プレミアムコンパクト(Cセグメント)”と言いたいくらいだ。
たとえば、ドアを開けた瞬間に、目に飛び込んでくるダッシュボードのスイッチ。独立した物理スイッチがあるだけでもぜいたくに思えるのに、美しく輝き、さらにその上部をきれいに彩る“クル・ド・パリ”と呼ばれる文様が施されるここだけをとっても、ため息が出てしまう。クル・ド・パリがドアパネルやセンターコンソールなど、運転中に視界に入る各所で繰り返され、いやがうえにも美しく上品な雰囲気が高まる。...