待望のツインズ
国産EV待望のニューモデル「トヨタbZ4X」「スバル・ソルテラ」が、いよいよ公道を走りだした! ライバルとのちがいは? bZ4Xとソルテラではどんな差があるのか? 丸1日かけての比較試乗を通し、両モデルの仕上がりをチェックした。
4WD車にみるトヨタ版とスバル版のちがい
2022年は日本でもBEVの当たり年である。先日「日産アリア」に初めて乗ることができたと思ったら、今度はトヨタbZ4X/スバル・ソルテラを公道で試す機会がおとずれた。アリアとbZ4X/ソルテラは、その車体サイズやSUV風のパッケージレイアウト、電池容量などの性能、価格……とガチンコの競合車といっていい。
筆者が参加したのはトヨタとスバルが催したメディア向け試乗会であり、決められたルートを丸1日かけて走破するプログラムだった。われわれに与えられたのは、石川県は金沢から長野県は軽井沢までの約312kmで、北陸自動車道や長野自動車道、上信越自動車道という計170kmの高速区間のほかは、富山、岐阜、長野の県境をつなぐように駆け抜けるワインディングロード……。BEVにはけっこう過酷な行程だ。
途中の松本では乗り換えポイントが用意されており、bZ4Xとソルテラをそれぞれ1台ずつ試乗することになっていた。で、厳正なるくじ引きの結果、webCG取材班にあてがわれたのはbZ4X、ソルテラともに4WDとなってしまった。
とはいえ、聞けばFWDは、パワートレインやシャシーといった走りにまつわる仕立てはすべて、トヨタとスバルで共通だという。ちがいは外観デザインと一部装備の内容だけで、つまり走りに差はない。対して4WDでは、ソルテラでは「ドライブモードセレクト」がスポーツモードも加わっての3モード(bZ4Xの4WDはエコとノーマルの2モード)に。また回生ブレーキの利きを任意で調整できるパドルスイッチもソルテラだけに装備される。前後ショックアブソーバーの縮み側の減衰力もそれぞれ専用チューニングで、電動パワーステアリングや4WDの制御も少し異なる。4WDについては、瞬間的にFWDになることもあるbZ4Xに対して、ソルテラは正真正銘のフルタイム=常時4WD制御だそうだ。
価格的に売れ筋となりそうなFWDを試せなかったのは残念だが、かわりにトヨタ版とスバル版で独自色のある走りを確認することはできたわけだ。...