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マツダCX-30 X Lパッケージ(4WD/6MT)【試乗記】


無味なる快作

スタイリッシュなマツダの新型SUV「CX-30」に、新世代ガソリンエンジン搭載モデルが登場。大きな期待を胸にステアリングを握った筆者だったが、その走りには、気になる点がないわけではなかった。

ディーゼルみたいなガソリンエンジン?

「ディーゼルガソリンエンジン」……では、燃料補給時に油種を間違えそうなので却下。例えば「圧縮着火式ガソリンエンジン」というのはどうだろう? などと益体もない別名を考えているのは、マツダの革新的エンジン「スカイアクティブX」が、そのままの名前ではさっぱり特徴がわからないから。

ごく簡単にスカイアクティブXを紹介すると、ガソリンと空気の混合気を、ディーゼルエンジンのように高い圧力で自然発火(自己着火)させる新世代ユニットである。燃焼室内の混合気を、これまで以上にピストンでギュウギュウに圧縮し、同時多発的に「ドカン!」と爆発させる。そんなイメージ。従来より効率よく大きなアウトプットを得ることができ、ガソリンとディーゼル、両エンジンの“いいとこ取り”ができるとうたわれる。

ただしガソリンは軽油ほど高圧時に燃えやすくない。むしろ異常燃焼を起こしやすいから、自己着火させられる条件は非常に厳しい。一方、クルマは緩急自在に走れるのが醍醐味(だいごみ)だ。エンジンにかかる負荷、求められるアウトプットは大きく変化する。だからスカイアクティブXは、ガソリンが持つ潜在能力をさらに引き出すべく、どれだけ自己着火の範囲を広げられるかを追求したエンジンといえる。自己着火しない条件下では、通常通りスパークプラグで火花を飛ばして混合気に火をつけてやる必要がある。...

提供元:webCG

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