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42歳女性が突然の脳梗塞「リアルな状態をそのまま残したい」 左半身麻痺で発信する創意工夫ライフ
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41歳で突然脳梗塞を発症し、片側が麻痺しているというすみへちゃんさん(すみへ/@sumihechaaaan)
強い衝撃と戸惑い 「脳に何かが起きている」と実感し診断された「脳梗塞」
発症をきっかけに日常が当たり前ではないことを実感(すみへ/@sumihechaaaan)
「約1年前、41歳の冬の朝のことです。目が覚めた瞬間に、右目の奥を刺すような強い痛みを感じました。起き上がろうとしても体が動かず、まったく起き上がることができませんでした。
最初は何が起きているのか分からず、状況を正確に理解できていませんでしたが、次第に左半身がまったく動かないことに気づき、「脳に何かが起きている」と強く感じました。その理解と同時に大きな不安に襲われ、家族に救急車を呼んでもらいました。意識は終始はっきりしており、救急車を待っている間も会話をしたり、トイレに連れて行ってもらったりしていました」
「強い衝撃と戸惑いが大きかったです。医師から「脳梗塞です。しばらく入院になりますからね」と告げられた瞬間、「大変なことになってしまったな」という思いが湧きました。同時に、これからの生活がどうなるのか全く想像がつかず、不安が一気に押し寄せました」
母がくれた言葉が何よりも支えになっている(すみへ/@sumihechaaaan)
「発症当初は左半身がまったく動かず、体幹も効いていない状態で、日常生活のほとんどを人に頼らなければなりませんでした。現在も片側麻痺は残っていますが、リハビリを重ねる中で、少しずつ「できること」や「工夫すればできること」が増えてきています」
「前向きになれた大きなきっかけは、母がかけてくれた「なんにも考えんでいいよ。今が最悪やとするなら、あとは上がるだけやんか。生きてるだけで丸儲けやで〜」という言葉でした。そこから、「元に戻ること」よりも「今の状態でどう生きるか」を考えるようになりました。リハビリの中で小さな変化や達成を実感できたこと、SNSで発信することで誰かと気持ちを共有できたことも、前向きな気持ちを支えてくれています。また、家族が「また動けるようになったらいいね」と思いながらも、決して私を焦らせるような言葉を口にしないでいてくれることも、大きな支えです」
何事も「後回しにしなくなった」 “当たり前ではない日常”を大切に過ごす
「できる形に変える」という意識を大切にしています」(すみへ/@sumihechaaaan)
「片手でできるように道具を見直したり、キッチンや生活動線をシンプルにしたりといった工夫をしています。ビンオープナーで食材を固定することもそうですが、「できないことを無理にやる」のではなく、「できる形に変える」という意識を大切にしています」
「一番変わったのは、「いつかやろう」と思っていたことを後回しにしなくなったことです。発症前は何でもできたからこそ「いつでもできる」と思い、やらなかったことがたくさんありました。当たり前だと思っていた日常が、決して当たり前ではなかったと心底実感し、今は「今だからこそできること」「今だからこそやりたいこと」を大切にしています」
できることに波がある状況には今でもきついと感じることも(すみへ/@sumihechaaaan)
「体調や脳疲労によって、できることに波がある点は、今も正直きついと感じます。そういう時は無理に頑張ろうとせず、「今日はそういう日」と受け止め、休むことも選択肢として持つようにしています」
「特別なメッセージを伝えたいというより、「リアルな日常」をそのまま残したいという気持ちが大きいです。きれいごとだけでなく、できないことや悩みも含めて発信することで、誰かが「一人じゃない」と感じてもらえたらと思っています。また、すべてが一度ゼロになった状態から、どんなふうに人生を取り戻し、新たな道を切り開いていくのかを包み隠さず発信することで、一緒に進んでいくきっかけになればうれしいです」
また、同じような状況に直面している方や、日々を過ごす多くの方に向けて、今お伝えできることがあればお聞かせください。
「これからも、無理に以前の自分に戻ろうとせず、今の自分のペースで生活していきたいと考えています。同じような状況にいる方や、日々を忙しく過ごしている方に伝えたいのは、「立ち止まっても大丈夫」「形は変わっても、人生は続いていくし、なるようになる」ということです」