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【WILLER EXPRESS】推し活層から絶大な支持集まる高速バス・夜行バス、意識は「運輸業ではなくサービス業」
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快適性を追求したReborn 提供:WILLER EXPRESS
増えるビジネスパーソン利用、「運輸業ではなくサービス業」の意識で勝負
リクライニングがすごい!Rreborn 提供:WILLER EXPRESS
Reborn車両 提供:WILLER EXPRESS
「お仕事前に疲れるのは当然避けたいでしょうし、高速バスの快適性の認知が広がっているとポジティブに捉えることもできます。ただ、おそらくはホテルの高騰により、従来の『新幹線+ホテル泊』から『夜行バス+0泊』に移行されている方も多いのではないかと思います」(藤光さん)
そうした“後ろ向き層”は、ホテル事情が落ち着けばまた新幹線に戻っていく可能性もある。利用層が広がった今は、一度その快適さや利便性を体験した人を、「いかにヘビーユーザーにできるか?」といった勝負どきに来ているようだ。
「ハード面の充実による快適性の追求は、どのバス会社も力を入れています。加えて私たちが特に注力しているのは、ホスピタリティやおもてなしといったソフト面を磨くこと。当社は運輸業ではなく、サービス業であるというのがスタッフ全員の共通認識です」(篠原さん)
「価格競争」をせずに「課金対象」になる…、対価を価値に変えて人材育成
「バス業界全体で人手不足が深刻化しています。そもそもバス運転手には『キツい』『低賃金』といった暗い印象が付きまといがちでした。そこで、バス運転手のイメージを刷新するべく“ハイウェイパイロット”と呼称。給与の大幅引き上げも実現しました」(篠原さん)
当然、その原資はユーザーからの収益だ。「価格競争はしない」とも明言しているように、WILLERは決して激安バス会社ではないが、「ある推し活女子の方が『WILLERは課金対象』という言い方をしてくれたことが、とてもうれしかったですね」(篠原さん)と、その対価による価値はしっかりとユーザーに響いているようだ。
この春からは万博会場に直接乗り入れする路線を運行。バスをホテル代わりに「0泊3日万博」を実現している同社。若い女性が積極的に利用しているだけに、快適性や清潔感は保証済みといえるだろう。
ただ、とくに中高年層には、まだまだ当たり前のように新幹線を選ぶ人、先入観からバスを敬遠する人は多い。「ベンチマークするのは、バス会社ではなく新幹線」と語るとおり、推し活層や既存ユーザー以外をどこまで取り込めるか。高速バス・夜行バス業界は、さらなるステップアップの時期に来ているのかもしれない。
(本文:児玉澄子)
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