概要

2021〜22年に公開されたSeason1〜4では、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本の短編映画を発表。Season5〜8では、竹中直人、大橋裕之、小栗旬、浅野忠信といった著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画を集めて上映するだけでなく、シーズンごとに地域に拠点を置き、「企業版ふるさと納税」の制度を活用した地域振興・教育事業として、市民参加の制作・上映、映像制作ワークショップを行い、多くの方々に映画制作と触れ合ってもらうことを目的とした、一般参加型プロジェクトとなっている。

『MIMI』あらすじ

青年が臨床心理士に、子どものころに飼っていた猫・ミミとの思い出を楽しそうに語る。けれども実は、ミミは青年が作り出した架空の存在であるという。そんな掴みどころのない対話の中である事件の犯人である人物の真実が浮かび上がってくる。

『たてこもり』あらすじ

喫茶店「喫茶マーず」で働く三兄妹のもとに1人の男がやってくる。男は、妻が若い男と心中し、自らも死のうとしたが死にきれずにいる。「そうだ、幸せな人から殺そう」と犯人に銃を突きつけられた三兄妹は、それぞれの人生で起こった不幸話を競い合う。

『変哲の竜』あらすじ

ある日の昼間、誰もいない公園で竜（又吉直樹）が文庫本を読んでいると、懐かしいにおいが鼻を突く。小学校時代の友人、正樹（山田孝之）の家の部屋のにおいだとひらめいた竜は、においを確かめるため、正樹の家を20年ぶりに訪れる。竜は懐かしの二階の部屋にひとり寝転がり、「におい」を吸い込む。一方その頃、正樹の妻の今日子（伊藤沙莉）と正樹が何やら言い争いをはじめたようでー

『NAIKU』あらすじ

風変わりな10人のギャングたちが、廃墟と化した工業地帯をジープで走り回る。その場を通りかかったアドマスはギャングたちのゲームへと誘われ、辿り着いた先は、暴力的なトーナメントだった。目的のわからないゲームに困惑するアドマスだったが、対戦は次第に非人道的な争いへと化す。

『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』あらすじ

赤い眼鏡をかけたあおい（北原麻衣）はある日、田渕くん（巖川虎太郎）に告白される。あおいは思った。「田渕くんは本当に私のことが好きなのだろうか。私が赤い眼鏡をかけているから私のことが好きなのではないだろうか。赤い眼鏡をかけていたら誰でもいいのではないだろうか」と。それが気になって仕方ないあおいはある作戦を思いつき、自転車で走り出す。

『駆け抜けたら、海。』あらすじ

女子大生の綾瀬みつきは、親友の星野うみに片想いをしている。合コンを抜け出してきた2人は閉店間際の銭湯に駆け込む。いつものようにうみの恋愛話を聞かされるみつき。次第にみつきは自身の想いがあふれてしまう。

キャスト

『MIMI』スタッフ

監督	榊原有佑
プロデューサー	伊藤主税、山田孝之、門馬直人、大橋和実
エンディング曲	quu
制作プロダクション	and pictures、Your Films
製作	MIRRORLIAR FILMS PROJECT

『たてこもり』スタッフ

監督	竹中直人
脚本	和田清人
プロデューサー	伊藤主税、下京慶子

『変哲の竜』スタッフ

監督・脚本	大橋裕之
プロデューサー	伊藤主税、下京慶子
音楽	佐藤優介「変哲の竜のソネット」、澤部渡（スカート）「並木橋・デ・ミ・コラソン」

『NAIKU』スタッフ

監督	ピウス・マチュルスキス
脚本	Pijus Maciulskis and Rokas Mickevicius
音楽	Pijus Dziugas Meizis

『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』スタッフ

監督・脚本	巖川虎太郎
制作	井口奏紀

『駆け抜けたら、海。』スタッフ

監督・脚本	十川雅司
音楽	Robin

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