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ティモシー・シャラメ&ヒュー・グラント、来日インタビュー 映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の舞台裏とは?

ヒュー・グラント僕は毎日、大変で、不幸でしたよ。演技は難しいものだし、撮影はいつも緊張します。だからとても不快でした。私のキャラクターはモーション・キャプチャ(人やモノの動きをデジタル化する技術)で作成されており、カメラがたくさん付いているヘルメットをかぶって撮影していました。それは通常、映画のメイン撮影とは別の時間に、別の場所で行われますが、今回、撮影スタジオにモーション・キャプチャ装置を持ち込んで、セットの近くに設置したテントの中でモーション・キャプチャを行いました。ティモシーと僕の掛け合いが肝だったので、2人でリハーサルもできたし、なかなかうまくいったんじゃないかな。

ティモシーそうですね。モニターでヒューの芝居を見てから、自分の芝居をすることができたので、とても助かりました。自分の想像だけで、助監督が代わりに読み上げたせりふにリアクションするより断然良かったです。

ヒュー・グラント引き受ける前に、モーション・キャプチャした後、こうなりますよ、というサンプルを見せてくれたんです。それを見て、うまくいくと思いました。縮んだ私の姿を、私を嫌っている人たちが見たら大ウケするだろうなと思いました。

――踊り出したら止まらないウンパルンパ。「ウンパルンパの歌」(The Oompa Loompa Song)も印象的でしたね。

ヒュー・グラントそれも悪夢だよ。毎日歌ってしまうし、いまだに頭の中であの歌が聞こえる。5人の子どもたちもみんな歌うんだ。

――ティモシーさんもウォンカとして、美しい歌声とダンスも披露していますね。

ティモシー高校時代にミュージカルの経験はあったのですが、映画では初めて。常にカメラを意識して、立ち位置なども気にしながらパフォーマンスする難しさはありました。撮影前にはニューヨークを拠点にする振付師のクリス・ガテリのもとへ約2ヶ月半通って、それからロンドンでの撮影中もサポートしてくれました。音楽監督のジェームス・テイラーと歌の練習も約2ヶ月半みっちりやって、エリック・ヴィトロという素晴らしいヴォーカル・コーチのもとで、ウォンカに最適な声を出すためのボイストレーニングを受けました。
――劇中でチョコレートを食べるシーンもたくさんありますが、実際に食べていたのでしょうか?

ティモシーたくさん食べました。最高品質の材料を使って、プロのショコラティエが素晴らしいチョコレートを作ってくれたんです。どれもおいしかったけど、「ひとすじの光」(銀色に黄色のイナズママークが入ったチョコレート)が特に好きでした。

ヒュー・グラントだからめちゃくちゃ太ったんだよね。そのせいで、この映画はワイドスクリーンで撮影されているんです。ティモシーがうまくはまるように。あとはVFXで細くしました(笑)。

――オール・モーション・キャプチャのヒュー・グラントさんは実際にチョコレートを味わうことはできたのですか?

ヒュー・グラントいや、私には誰も何もくれなかった。なんてこった。

――それは残念ですね。

ヒュー・グラントいいんです。私は上質なカカオをたっぷりと使った高級チョコレートは好きじゃないんです。砂糖や添加物がたくさん入った低品質のチョコレートが好きなんです。

――日本には安くておいしいチョコレートがたくさん市販されていますので、よかったら召し上がってみてください。

ヒュー・グラント低品質ってこと?

――高品質でたぶんヒューさんのお口に合うチョコレートが1ドルくらいの値段で買えると思います。

ヒュー・グラントわかった。ありがとう。

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