3年ぶりとなる行動制限のない夏が真っ盛り。1ヵ月予報を見ても、9月も暑さが続くといわれており、もう少しサマーレジャーが楽しめそうだ。世の男性たちはどんな有名人のボディを参考にしているのかを調査した『男性が選ぶ“理想のボディ”ランキング』を発表。第5回となる同ランキングで、1位に輝いたのは、現在58歳の俳優【阿部寛】。2019年に最年長での首位獲得だったが、今回その記録を更新した。

年齢を重ねても維持する彫刻ボディにリスペクト　全世代が支持

　今年6月に58歳となった【阿部寛】が1位に。首位獲得は2019年以来だが、同ランキングの常連で、年齢を感じさせないギリシャ彫刻のようなボディに同性からの支持を集めた。

　今年1月期のドラマ『DCU〜手錠を持ったダイバー〜』（TBS系）では、水中捜査を行なうスペシャリスト集団「DCU」の隊長・新名正義を演じ、劇中で見せる肉体美は話題を集めた。映画『テルマエ・ロマエ』以来、役作りのため10年ぶりにジムへ通い肉体改造を行なったことも明かしていた。

　年齢を感じさせない引き締まったボディに、ユーザーも「年齢を重ねているにも関わらず、緩んだ印象がなくガッシリとしているから」（東京都／40代）、「年齢が近いのに良く鍛えられた肉体が素晴らしい」（大阪府／50代）と同世代からの声が多数寄せられた。若い世代からも「年齢を重ねても美しいボディラインを維持しているから」（京都府／20代）と注目されている。

　来年放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、武田信玄を演じることが発表されており、合戦のシーンなどがあれば肉体美が見られそうだ。

体型も順位もキープ「細く見えても脱ぐとしっかり筋肉がある」

　昨年に引き続き2位を維持した【西島秀俊】。昨年公開の主演作『ドライブ・マイ・カー』が、カンヌ国際映画祭 脚本賞、アカデミー国際長編映画賞など、世界各国の映画賞を総なめしたことも話題を集めた。

　映画『シン・ウルトラマン』、放送中のドラマ『ユニコーンに乗って』（TBS系）など今年も出演作が続いているが、劇中ではスーツを着こなすことが多い西島。その点も踏まえ、コメントでは「アラフィフなのに、筋肉質でスーツのよく似合う若々しい体型をしているので」（大阪府／50代）と、肉体を見せずともわかる無駄のない身体に憧れる男性が多い。

　昨年行なわれた劇場版『きのう何食べた？』の初日舞台挨拶では、西島は共演の内野聖陽から「ひそかに鍛えてますよね。一見スレンダーに見えてマッチョ。脱いだらすごい！」と讃えられた。映画『散り椿』で見せた分厚い胸板が絶賛されるなど“隠れマッチョ”ぶりで知られ、「最近になって実は隠れマッチョと知り、普段のバラエティやドラマ等のギャップから魅力的に思えたので」（広島県／20代）、「細マッチョでスタイルがいい」（東京都／30代）と讃えられている。

ライブ＆歌のためにささげた筋肉、音楽界のレジェンドがTOP3入り

　音楽ユニットB'zのボーカリスト【稲葉浩志】が3位に。年齢を感じさせないパワフルなライブパフォーマンスで、ステージを縦横無尽に走り回り、ファンを魅了し続けている。

　飽くなきチャレンジ・スピリッツを見せ肉体美を維持する稲葉には、ユーザーからも「ライブのため、歌うための筋肉というのがすごい。それにストイックなのがすごい」（兵庫県／30代）、「50代であの鋼のような体は考えられないほど驚異的で美しいから」（東京都／40代）と世代別では30代・40代からの支持で1位に。

「長期間にわたって活躍されているのだから、日頃の自己管理のたまものだと思います。その自己管理力を学ばせていただきたいから」（青森県／30代）という声が寄せられ、ステージ上で魅せるタンクトップ姿で鍛え抜かれたマッチョボディが称賛されている。

　9月にはデビュー35周年イヤーに突入するB'z。5月から『B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-』ツアーを続けてきたが、そのファイナルとなった8月13・14日の横浜・ぴあアリーナMM公演は稲葉に新型コロナウイルス陽性が疑われたとして延期に。11月には本人たちの出演はないものの、最新型花火エンターテインメント・ショー『B’z ULTRA FIREWORKS 2022-2023』が開催予定となっている。

米ボディービル大会で優勝の実績も　お笑い芸人が初のランクイン

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  初登場にして8位にランクインした、なかやまきんに君(C)ORICON NewS inc.

　近年は筋トレに励むお笑い芸人も多くいるが、これまで同ランキングのTOP10入りは叶わなかった。そんななか、今年は8位に【なかやまきんに君】が初登場。

　今年6月には、自身のYouTubeチャンネルでアメリカのボディービル大会「マッスルビーチインターナショナル」で優勝したことを報告（エントリーは2名）。「年齢的に近いうえに、本場アメリカの大会で優勝していたりもするので、憧れの方が強いかも」（東京都／40代）というコメントも寄せられた。

　YouTubeでは「きんにくTV」「きんにくTV 2nd」の2つのチャンネルを持つきんに君。筋肉を活かしたギャグを多く持っているが、動画では初心者〜上級者まで幅広い人が実践できるメニューを紹介している。筋肉のために食生活にも気を配り、野菜、鶏のむね肉など年間で7割、毎日同じものを食べていることを公言している。ユーザーにも「本当に努力しないと手に入れられないし、維持できない体」（神奈川県／20代）と称賛された。

　また、10〜20代の世代別では、オードリー【春日俊彰】が4位にランクイン。バラエティ番組等でボディービル活動が取り上げられ、肉体美を活かした仕事も多い。「トゥースの構えが美しい」（神奈川県／20代）と、筋肉芸人としても讃えられている。

　今年のTOP10を振り返ると、俳優、アーティスト、タレントなど職種は様々だが、自己満足のためのボディメイクではなく、それぞれが目標をもち、自身の理想とする体型を造っている。外見・内面の双方から自身の意思が感じられるボディこそが、憧れの対象となっているのかもしれない。

【調査概要】
調査時期：2022年7月12日（火）〜7月19日（火）
調査対象：計500名（自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男性）
調査方法：インターネット調査
調査機関：オリコン・モニターリサーチ

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