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シンディが卵巣のう腫の手術を報告 過去には30センチののう胞も【バチェラー連載Vol.4 後編】
『バチェラー・ジャパン』シリーズ参加者の「今」について追求する本連載の第四弾(後半)ではシンディ氏が病魔と戦う姿と、手術を通して得た新たな目標についてじっくりと話を聞いた。
病気、そして手術への不安に打ち勝ち、多くの女性を勇気づけたいと笑顔で語るシンディ氏。その姿は、同じ悩みを抱える女性にとってパワーを与える存在になるだろう。
術後3日で仕事を再開 インタビューは術後2週間
シンディ:全然、元気です。実は退院して3日目から仕事を再開しています。18歳のときに既に30センチほどの大きさののう腫摘出を経験しており、当時は精神的にも肉体的にもすごくつらかった。その記憶が鮮明に残っているからこそ、今回の8センチののう腫は自分の中では、かすり傷程度のことで、3日目からはもう元気でした。
シンディ:皆さん手術となると、そういうイメージを持たれる方が多いと思います。そのイメージがあるからこそ、なかなか検診に行きにくいし手術を選択しにくいのだと思いました。インスタグラマーの私が手術終わりに活発に動いていたら誰かの勇気になるのではという思いもあり発信をしています。賛否両論ありましたが、同じ病気や手術を控えている方たちから「意外とすぐ動けるようになるというのを見て手術を決めました」という言葉が実際に届きました。自分の生き方をSNSで発信することで人の役に立てるのは嬉しいことです。手術という重いイメージをもう少し軽くして、意外と大丈夫だということが伝わったらいいなと思いますね。
「手術の傷跡は勲章」と考えてほしい
シンディ:卵巣腫瘍は子宮がん検診に参加すると見つかることが多いのですが、その子宮がん検診は市や区から無料で検診に参加できる受診券が届くということを多くの人に知ってもらいたいと思っています。実は無料で検診に行けるのに、多くの人がスルーしてしまっているのが現状で。無料で自分の命が助かるのであれば、やった方がいいと思うんですよね。だから市や区からくる子宮頸がんの検診のお知らせを無視せずに、一歩踏み出す勇気を持ってほしいと思っています。あと、やはり体に傷がつくことはすごく怖いと思うんですよ。私も実際にグラビアや、水着で踊る仕事をしていたので、仕事に支障があるから傷がつくのは嫌だという気持ちは強かったです。ですがそれを、「傷跡は勲章」と思うようにして「この勲章があるからこそ今の私がいる」と、多くの人がプラスの考えにシフトチェンジしてくれたらうれしいです。
シンディ:早期発見の一番のメリットは、手術での痛みがまるで違うというところですね。30センチのときと今回の8センチではかなり痛みに差があって、入院期間も異なります。わかりやすく言えば、30センチの時は1ヶ月入院しましたが、今回は1週間程度で退院できている。早期発見することにより体への負担が減るので、皆さんには絶対検診に行ってほしいですね。
――ちなみにシンディさんは何がきっかけで病院に行ったのでしょうか。
シンディ:私の場合は18歳の頃からずっと定期検診に通い続けているので、その中で発見し、経過を見ていました。『バチェラー・ジャパン』の配信が終わったタイミングで、お医者さんと相談し、そろそろ摘出したほうがいいとのことで手術を決めました。卵巣は痛みが出にくく気付かれにくいみたいで、私も痛みはありませんでした。だからこそ、検診に行くしかないんですよね。
――まさに実体験したからこその声ですね。
シンディ:医療従事者ではないのにこういう発言をすることについて、疑問を持つ方の意見も聞いています。でも経験しているからこそわかること、伝えられることが絶対にあると思うので、私がこの経験を語ることで、誰かの役に立てればと思っています。