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【美ボディ大会】「世界中の男性から声をかけられるように…」“じゃがいも”体型克服し人生が激変「ナルシストが誰かのためになる」
食生活が違うドイツ生活で“じゃがいも太り”、ダイエット兼ねてのジム通いで体脂肪率半減も
音田瑛美さん 5年前まで数年間ドイツに住んでいたのですが、食生活が日本とは異なり、イモ類ばかり食べて“じゃがいも太り”してしまったせいで、身体もじゃがいものような体型になりました。和食がほとんど食べられなくなったことで、身体中にむくみが出てしまって。もともと下半身太りするタイプだったので、それが顕著に現れました。
――そこから痩せなければと?
音田瑛美さん ドイツでは誰もが当たり前のように、スポーツジムに通っています。私も通い始め、そのうち毎日ジムに通うのが日課になりました。その頃にボディコンテストが日本で話題になっているのを知って、いつか出場してみたいと思っていました。それで少し前に帰国して、やっと念願のコンテストに出られました。今回が初めての挑戦です。
――日本ではどのようなトレーニングをしていますか?
音田瑛美さん 有酸素運動は全くしていないです。マシーンや自重トレーニングなど、ほぼ筋トレです。2日に1回はジムに通い、部位ごとに絞って1時間半以上みっちりやっています。私は医療従事者の資格を持っていて、長期的な健康に関する提案を行う健康コンサルティングの仕事をしていて、自身でもパーソナルトレーナーをしています。
――“じゃがいも太り”は、どのくらい変わりましたか?
音田瑛美さん 体重差は2〜3キロくらいでそんなに変わっていないんです。でも、体脂肪率が半減し、25%あったのが今は13%くらい。ジムに通い始めてコツコツとトレーニングをするうちに、脂肪が落ちて筋肉がつきました。
――いまボディコンプレックスはありますか?
音田瑛美さん 長身がコンプレックスです。もちろん良いところと悪いところがあると思いますが、筋肉がつきにくくなかなか筋肉量が増えないことが悩みです。縦に長いけれど、横幅が足りない。見栄えの良いスタイルを作る土台はあるのに、ただのノッポというのがいまの課題です(笑)。手足の長さを活かせる、ふっくらとした体感の筋肉が欲しいです。筋肉がなかなかつかず華奢なところが弱みでもあるので、パワフルな人に憧れます。
Instagramでいろいろな国の男性からメッセージが届くようになった
音田瑛美さん もともと健康に関わる仕事をしていますが、コンテスト出場したことで、ジムに通い始めたという友人や、健康作りに向けて動き始めたという仕事関係の人たちがいるので、少しずつ周りの人に影響を与えられていることをうれしく思っています。
――仕事にもつながっているんですね。
音田瑛美さん 私自身はいまの身体に満足していないのですが、憧れると言ってくれる人がいて、仕事の依頼も増えました。コンテストは自分ががんばっていることをアピールできるので、やりがいにもなっています。
――私生活や交友関係にも変化がありましたか?
音田瑛美さん Instagramでいろいろな国の男性からメッセージが届くようになりました。声をかけられることが増えたことになるんですかね(笑)。あとは筋トレ仲間といいますか、コンテスト会場で出会った男性と連絡を取るようになって、合同トレーニングも増えました。人間関係の輪が広がっていますね。
――ボディメイクを続ける上でつらいことはありますか?
音田瑛美さん 毎日少しずつ筋肉は増えていくので、欠かさず続けないといけない。その続けていくモチベーションを保つことですね。ひとりでがんばれないときは、トレーニング仲間に刺激をもらって、気持ちを新たにしています。
――ステージで審査されることに抵抗はありませんか?
音田瑛美さん 審査への抵抗はまったくないです。評価されることが楽しみというか、うれしいことでもあります。筋トレは個人でやるもので、誰かに見てもらえることもなく、自己満足で終わってしまいがちです。でも、大会出場して評価してもらえて、それが誰かの後押しにつながるのであればうれしいですし、やりがいを感じます。
――ボディメイクの魅力とは?
音田瑛美さん 少しずつアウトラインが変わっていくのを実感できることですね。ナルシストという言葉が適切かどうかわかりませんが、コンテスト出場やInstagram投稿など、ナルシストが自分のためにやっていることが、誰かのためになっていると思います。
――この先の目標は?
音田瑛美さん まずはコンテストに向けた身体作りをしていくこと。仕事のためでもありますが、どれだけ求められる身体になっていけるか試したい。もちろん自分の価値観も変わると思いますが、その都度変えていけばいいと柔軟に考えています。
(文/武井保之 写真/片山よしお)