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車椅子ギャルが「うっせぇわ」に乗せた障害者の本音、乗車拒否騒動で見えた「“思いやり”で解決できないから世の中は炎上する」

“思いやり”でボヤかすの対応、手助けは義務ではないが障害者には選択肢がない

  • Instagramより

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――あの騒動はメディアでも大きく報じられましたが、さしみちゃんはどう見てました?

 「じつは私も同じ駅を利用しようとして、新幹線のチケットを買うときに『無理です』と断られた経験があって。理由はこの女性と同じだったんですけど、私としてはひとつ前の駅で降りてタクシーに乗ればいいやと思ったし、現地に行ってから『無理!』と言われるよりは良かったなぁと思ったんですけど。ただ、また別のときに車椅子で乗車したいことを問い合わせた際には、電話がたらい回しになっちゃって、答えに行きつくまでに全部で6時間くらいかかったんですよ(笑)」

――6時間?

 「もちろん、無人駅に人を入れたりエレベーターを設置するようなハード面での改善は難しいと思うんですけど、フローをきちんと作る、障害者用の窓口を設置するといったソフト面での改善は、比較的やりやすいんじゃないかと思うんです。わざわざ特別待遇にしなくても、スムーズにできるやり方もあると思うんですよね。あと、こういう騒動が起きると、障害者VS健常者みたいな構図になってしまったり、当事者へのパーソナルな攻撃になることが多い。それは悲しいことだなとすごく思いました」

――対応策や手順が確立されていないことに問題がある、と。

 「そうですね。これは私が動画やSNSで伝えたいことでもあるんですけど、障害者への対応は“思いやり”とか、ボヤかした言葉でしか表現されないじゃないですか? 譲ることや手伝うことは、義務ではない。でも、例えば車椅子の人には選択肢がエレベーター1つしかないけど、健常者にはエレベーター、エスカレーター、階段の3つある。それなら、ぶつからない選択肢を選んだほうが早いと思うんですよね」

――たしかにそうですね。

 「私もデパートで何十回も満杯のエレベーターを見送ったことがありますけど、乗っている人は目も合わせてくれなかった。私だって、『歩けるなら階段を駆け下りたいわ!』と思いましたけど (笑)。“思いやり”という言葉で解決できないから、世の中も炎上する。私たちには選択肢がないんだよってことを、もう少し伝えていきたいなと思いますね」

――障害者への偏見に対して「理解がないのではなく知識がないだけ」とも言っています。

 「どっちが正解なのかではなく、なぜ溝ができているのか? ということに、もっと気づかなきゃいけないといつも思うんです。まあ、私の発信していることは、障害者への理解というよりも、25歳女子としての仕事やファッションのこと、恋愛のことのほうが重要なんですけど(笑)」

――なるほど。そういったことを知ってもらうためにも、さしみちゃんがリアルを発信していくと。

 「観てくれる方々も本当に優しい方ばかりで、コメントも励みにさせてもらっています。あまり誹謗中傷はないんですけど、たまには『死ね』とか『ブス』とか言われることもあります。でもそういう人には、そんなことに時間割いてないで、花を買ってみるとか床を磨くとかすれば?と思って、深刻には捉えていません」

――床磨き、いいですね(笑)。では最後に、そんなさしみちゃんの今後の夢とは?

 「東京ガールズコレクションとかに出てみたい、という野望が昔からあります。今は、人気のインフルエンサーさんが出演することも多いですよね。車椅子の人がランウェイを歩くことが特別ではなくなる日のために、これからも頑張ります!」

(文:川上きくえ)
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