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ORICON NEWS
“格差婚”から12年、芸人妻・ミキティが他のママタレを凌駕する理由
10年以上も“庄司ネタ”を巧みに切り返すトークスキル&世間の“普通”に寄り添える賢さ
この瞬発力に対し、ネットでは「100点満点の回答」「ミキティかなり面白い。話し上手いし最強!」「庄司家は平和だなぁ。どのコメントも笑顔を取れる」「やっぱり頭の切れはすごいな。聞いてて面白いし爽快」等々、絶賛された。実際、「面白くないです」と中村にさらっと賛同するでもなく、「家でも面白いです」と庄司の味方につくわけでもなく、「家で“は”大爆笑です」と暗に夫の自虐ネタを含みつつ、嫌味にならない笑いに転化するあたりは地頭がよくないとできない返しだ。
また、ブログやSNSで家族&子育てエピソードを披露する流れでは、同じ元モーニング娘。の辻希美もいるが、炎上しがちな辻に対し、藤本の子育て観には好感的な意見が多い。同時期のモーニング娘。のメンバーたちは、若くして脚光を浴びたせいか、卒業後に“普通の感覚”からちょっと外れてしまう…というケースが見受けられたが、藤本は“普通ではない人生”を歩みながらも、“普通”の主婦や母親としての感覚を賢く持ち合わせているのだろう。
国民的アイドルグループで培われた「鋼のメンタル」 熱愛発覚で自ら即脱退を申し出
しかし、直後に庄司との交際が報じられ、藤本は即座に自ら脱退を申し出る。リーダー就任期間は異例の25日間。何かとスキャンダル続きだったモーニング娘。において、ファンおよび一般層からも(ミキティ、お前もか…)と落胆された部分もあったが、それを救ったのは本人も認める“鋼メンタル”だ。
スキャンダルでリーダー就任直後にアイドルグループ脱退というだけで、干されても不思議ではないが、いまやモー娘。卒業生の中で、最もメディア露出が多いのではないだろうか。
夫婦仲の良さが絶対的好感度に、妻の“過度な期待ゼロ”と夫の“余計なプライドゼロ”が円満の秘訣?
2018年、『いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー』を受賞した際には、庄司は「まだドッキリだと思っている」と言いながら、その場でも藤本のことを「めちゃめちゃかわいい」と賛辞。会場の反応は冷ややかだったが、「こんな空気になってもいい。僕は本当にかわいいと思っているんで」とさらにノロけた。対して藤本は、昨年のYouTubeで付き合った理由について、「“こんなに私のこと好きな人いないだろうな”って思ったからかな」「愛情表現もうちはアメリカンだから。すごい、『好きだよ好きだよ』って言うし」と、結婚から12年経った今も愛情表現があることを明かしている。
庄司に余計な“プライド”がないことに加えて、藤本に過度な“期待”がないことを感じさせる一コマがあった。彼女が昨年出演したバラエティ番組で、小籔千豊から「もしミキティの収入がゼロで、庄司の収入のみってなったら結婚してたか」と聞かれると、「旦那さんに何もなくなったとして、私がどこか外で働いてもいいと思ったから結婚できたのがあります」「どんなにお金がある人でも、もしかしたら会社が倒産してしまうかもしれない。あるものがずっとあると思うなよって感じ」「お金よりも、その人と辛い思いをしてまでも結婚したいかですよね。お金で言ったら芸人さんと結婚してないですよ」と語り、小藪をうならせた。明らかな“格差婚”であるが、別の場でも「芸人さんはすごくモテる。芸人との結婚おすすめ」と堂々とコメントしている。