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有村架純“怖かった”雪代巴役 重圧を覚悟に変えた佐藤健の言葉「本当に巴だ」

 俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(公開中)。2012年の『るろうに剣心』から5作にわたり続いた本シリーズの最終作で、剣心にとって最も重要なキャラクターともいえる雪代巴を演じるのが有村架純(28)だ。原作漫画でも屈指の人気キャラを演じるにあたり「怖かった」という有村だが、どのように巴と向き合っていったのか。
 今回の『最終章』は、志々雄真実(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした剣心たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった剣心の過去と消えることのない十字傷への謎につながる、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースとした縁(新田真剣佑)とのクライマックスが描かれる『The Final』(公開中)と、剣心の過去を描く「追憶編」がベースとなる『The Beginning』2部作で描かれる。

ラブストーリーの側面も「これまでのシリーズではないものができあがった」

 有村が演じる巴は、剣心が人を斬る現場に居合わせ卒倒し、介抱された長州藩士が寝泊まりする宿で、帰る家もないからと働き始める。剣心の人斬り稼業を咎める一方で、彼の身を案じ何かと世話を焼く。やがて桂小五郎(高橋一生)からの信頼も得て、幕府から追われる剣心と共に暮らすよう頼まれるという役どころだ。
 これまでの『るろうに剣心』シリーズといえば、武田観柳(香川照之)や鵜堂刃衛(吉川晃司)、瀬田宗次郎(神木隆之介)や志々雄、そして『The Final』での縁との対決など、そのアクションシーンに魅入られる観客も多かっただろう。

 しかし、今回の『The Beginning』はアクションのみならず“ラブストーリー”としての側面も持ち合わせる。今回がシリーズ初参加の有村は「以前の現場についてはわかりませんが」としつつ「(大友啓史)監督は『本当に別物になるから』とおっしゃっていて、実際に『The Final』と『The Beginning』を続けて見たのですが、これまでの『るろうに剣心』シリーズではないものができあがっていて、完成された作品を見て初めて全然違うと気づきました」と話す。
 ラブストーリーについては「特に意識したことはないですが、監督や健さんが『追憶編』をどれだけ大事にしてきたかを受け止めて、とにかく1ヶ月あまりの時間を大友組の一員として立っていられるように努めたいという思いだけでした。原作ファンの顔も思い浮かべながら、スタッフさんの思いを踏みにじりたくない。プレッシャーもありましたが、それも原動力になりました」と撮影中はとにかく巴として生きることを意識した。

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