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志田未来、幼い頃からの“演技派”の異名にプレッシャー感じるも「女優以外の道はない」
子役時代は必死にオーディション受ける日々「10個受けて1つ受かるか受からないか」
志田未来正直、あんまり覚えていないんですよ(笑)。もともと児童劇団に入ったのは母の勧めだったんですが、母としても娘を女優にしたいという思いはなかったらしく、「記念にテレビに出られたら思い出に残るよね」という軽い気持ちで勧めたら、私が「やりたい!」と言ったんだそうです。お芝居するのはずっと好きで。普段言えないような言葉も役を通せば言えたり、普段できない服装も衣装なら着れたり。役を通して自分と別の人になれるのが楽しいなと思っていました。
――周りの子に比べて大人びた子だったのでしょうか。
志田未来大人びていたわけではないですけど、人見知りがすごかったので、人前に出て喋るのは苦手だったみたいです。親しい人とはベラベラ喋っていたらしいんですけど、初対面だと全然話せなくて。与えられたセリフは言えるけど、それ以外は喋れないタイプでした(苦笑)。オーディションもたくさん受けていたんですが、「アピールをして下さい」と言われてもできないし、「これができる人、手を挙げてください」と言われても、手を挙げないし。今でも人見知りが克服できたわけではなく、いまだに現場で「会話が続かない」「最初の頃は、はいとかいいえとかしか答えてくれなかったよね」と言われることがあります。私としては、テレビで拝見している方といきなりお会いしても、何を喋って良いかわからなくなってしまうんです(笑)。
志田未来憧れの方は、いなかったです。そもそも「女優さんになりたい」とあまり思っていなかったので。お芝居は楽しいけど、自分が「こうなりたい」というビジョンはなくて。それに、子どもの頃はオーディションを受けまくって、10個受けて1つ受かるか受からないかくらいだったので、「どんな役でもいただけるならやりたい」という感じで、「こういう役をやってみたい」なんて贅沢なことも言っていられなかったというか。