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「屏風に描かれた虎を退治しろ」“一休さん”の名シーン描いた作者語る4コマ漫画の魅力

 日本昔話の『一休さん』でも有名な”屏風絵に描かれた虎退治”を描いた4コマ漫画を描いた漫画家・イワンタさん(@reezent)が話題だ。現在は大学生で、SNSで漫画を発信している。漫画について一緒に語り合うことができる友人ともSNSで出会ったと言う。そんなSNSと密接な関係にある次世代の漫画家に、4コマ漫画の魅力について聞いた。

コマ数の縛りに窮屈さを感じることはない「4コマに収まらない複雑なネタはボツにします」

――漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
【イワンタ】小さい頃から絵や漫画が好きで、気づいたら紙に何かを書いていました。初めて漫画を描いたのはたしか小学生のときだったと思います。自由帳にゲームキャラの漫画を描いたりして遊んでいました。

――どのようにして現在の作風に?
【イワンタ】小学生の頃、友だちに冗談を言って笑わせるのが好きだったので、ギャグ漫画を描いてみようと思いつきました。友だちと一緒に漫画を描くことが、当時の僕たちの間で流行っている遊びのひとつでしたし、それが今の創作活動のベースにあります。

――SNSアップするようになったのはどうしてですか?
【イワンタ】僕が中学生になった頃には、Twitterはすでに身近な存在でした。なので、本当に気軽な気持ちで作品の公開を始めたんです。全然深く考えず、漫画専用アカウントを作って掲載することにしました。
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――イワンタさんの強みは何でしょうか?
【イワンタ】丁寧に描いていることかな、と思います。僕はアマチュアの漫画家ですし画力はまだまだですが、その分丁寧に描き、それによって作品をプロっぽく仕上げることを意識しています。画力はすぐに向上するものではありませんが、“プロっぽさ”は丁寧に描くことで表現できると思っていて。だから、作品はどれも手を抜かないように心掛けています。

――創作表現をする上で気をつけているポイントはありますか?
【イワンタ】読んでくれた方が不快な思いをすることがないように心底気を遣っています。全年齢、みんなが笑えるようなギャグ漫画を目指しています。それと、相手が読みやすいようにセリフ等の文字はなるべく大きくするようにしていますね。

――4コマ漫画という限られたコマ数の中で表現する大変さとはどう向き合っていますか?
【イワンタ】4コマというコマ数の縛りに対して、大変さや苦しさを感じることはないですね。僕が考えるギャグはいつも単純なネタばかりなので、4つもコマがあれば十分にそれを表現できます。複雑なネタを思いつくこともあるんですが、逆にそれだと4コマ漫画で表現するには適さないので、結局描かないままボツにします。

――漫画を描き続けるなかで生みの苦しみを感じることは?
【イワンタ】いくら描こうと思っても全然思うようにペンが進まない日もあって、そういうときは苦しさを感じますね。

SNSの反応を見て評価を分析「プラス評価もマイナス評価も、大きな糧」

――頻繁に漫画を公開されていますがそこには何か理由があるのでしょうか?
【イワンタ】単純にたくさんの作品を読んでもらいたいので、アップするペースは自然と増えていきます。何より描いた漫画を公開して反応をもらえると、次の作品を描くモチベーションに繋がるんです。一度この流れに乗ると漫画を描く頻度は落ちなくなりますね。

――作品を生産する頻度はどのくらいですか?
【イワンタ】生産ペースが遅いのは悩みのひとつでもあります。丁寧に仕上げることも目標にしているので、1本の作品を描くのに最低でも2日はかかってしまいます。すごく調子が良いときでも週に3本描くのが限界ですね。週に1本ペースはこれからも守りたいと思っています。

――これまでに一番反応があった作品を教えてください。
【イワンタ】『一休さん』です。みんなが知っている話のパロディなので、わかりやすいのが良かったのかなと思います。また、女の子を二次元(屏風)から三次元に引っ張り出すという流れも、インターネット上のあるあるネタ的な感じなので、それもウケた要因なのかなと。

  • 「一休さん」の続きは?

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――SNSで作品を公開するメリット・デメリットは何だと思いますか?
【イワンタ】自分の描いた漫画がいろんな方の目に留まって、すぐに反応をもらえることがメリットだと思います。逆にデメリットは反応が思ったように得られないと寂しさを感じてしまうこと(笑)。でも、それもおもしろい漫画を描くために必要なことなので、結局はメリットの一部だと考えています。

――フォロワーからのコメントや評価は気にしますか?
【イワンタ】はい、気にします。そして、フォロワーからのコメントの多くは次の漫画を描く際の参考にしています。評価が良かった漫画については、なぜウケたのかを分析しますし、逆に反応がイマイチだった作品についてもその原因をちゃんと考えます。どちらにしてもフォロワーからの評価は、プラス評価もマイナス評価も、僕にとっては同じくらい勉強になるし、作品を作る上での大きな糧になります。

――フォロワーとのやりとりで思い出深いものはありますか?
【イワンタ】今、僕には一緒に4コマ漫画について語り合う友人がいるのですが、その出会いのきっかけがSNSでした。Twitterを通して感想をもらったことから繋がったので、そのときのやりとりは今でも僕の大切な思い出です。

――イワンタさんのこれからの目標について教えてください。
【イワンタ】これからもたくさんの4コマ漫画を描いていくのが目標です。どうぞよろしくお願いします!

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