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【バーレスクダンサー】アニソンを愛するふたば 親の反対を受けながらも「シンガー」の夢を追った

ふたば

ふたば

 東京・六本木に、月売上が約1億円にものぼる景気の良い場所が存在する。その名も「バーレスク東京」。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ、そこで人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。今回はバーレスク東京でシンガーとして活躍するふたばさんにインタビュー。聞くと、もともとは愛知で看護学校に通っていたという。そんな彼女が夜の六本木で働くようになった経緯とは。

看護学校を中退し20歳で上京 憧れのシンガーは水樹奈々

――なぜバーレスク東京で働くことになったのでしょうか?

ふたばもともとゲーム会社の音楽部門でテーマソングなどを歌っていました。現在もそれは兼業しているんですけど、録音作業って防音ブースで歌うというクローズドな空間での表現なんです。だから歌い手としては、“人前で歌いたい”みたいな欲もあって。そんな中、プライベートでも遊びに行っていたバーレスク東京に応募してみたところ「ぜひ舞台で歌って欲しい」とお返事をいただけたので働くことになりました。

――ゲーム会社で働く前は何をされていたんですか?

ふたば愛知県にある看護学校に通っていたんですけど、中退しました。その頃から歌のお仕事をさせていただいていて、ある時学校とお仕事のどっちかを選択しなくてはいけないという状況になり、じゃあお仕事をということで、20歳で上京してきました。

――そもそもどういう経緯で歌のお仕事するようになったんですか?

ふたば18歳の頃から趣味のレベルで小さいライブハウスで歌っていたんです。そこでのパフォーマンス映像をSNSで発信していたら、ゲーム会社の人に見つけていただきました。スカウトされて上京という流れですね。

――歌うことがもともと好きだった?

ふたばはい。音楽自体が好きで学生時代は吹奏楽部に入ってフルートを吹いていました。でも密かに憧れていたのはアニソンのシンガーで。その気持ちが日に日に大きくなっていって、歌うことを始めました。

――憧れのシンガーは誰ですか?

ふたば水樹奈々さんです。それと「やなぎなぎ」さん。憧れであり、目標です。

親とは疎遠に それでも歌うことを選択した

――入店してうれしかったことはありますか?

ふたばお客さんとしてこの舞台を見ていたので、単純にそのステージに立てていることはうれしいです。一方で難しいなと感じることは、入店して2ヶ月ちょっとなので、ステージ慣れしていない分、力が発揮できていないなと思うことがあって。やっぱりブースで歌うのとは勝手が違うし、ステージ上で100%の力を出すのが難しいなと思っています。日々勉強ですね。

――露出度の高い衣装には抵抗はなかったですか? それと夜の六本木で働くことに関してご家族の反応は?

ふたば露出することへの抵抗はなかったですね。むしろ、こんなにかわいい衣装を着る機会なんてなかなかなくて、非日常的な経験ができて嬉しいです。撮影会モデルもしているので、お客さんにはスタイルを褒めていただくことが多くなってきました。

家族とは……歌手活動を始めた20歳を境に会っていないんです。上京すること自体に反対されてしまいまして。その時に親からは「自分でちゃんと生きていけるなら頑張れ」と言われました。でもずっと反対されたままで、許してはもらえなかったですね。なので、ここでお仕事していることも伝えていません。

――いつか大きいステージに立つことやテレビ出演することで親孝行したいみたいな気持ちはありますか?

ふたばそうですね。ゲームの曲は聴いているみたいなんですけど。もっと大きなものを形として残せたらなとは思っています。

いつかアニソンで六本木を熱くしたい

――日々表現する中で疲れることもあるかと思いますが、息抜きはどうされてますか?

ふたばひたすら部屋に引きこもってゲームをしています。『モンハン』とか、『マイクラ』とかを、スウェット姿でお菓子食べながら(笑)。年末はコミケに参加してきました。そこでコスプレしたり、同人誌を買ったり。私自身、かなりオタクなんです。なので、私を応援してくださる人も普段からメイド喫茶に通ってるような方が多くて。

――ふたばさんの今後の目標を教えてください。

ふたば自分の歌を聴きにきてくれるお客さんをもっと増やせたらなと思っています。今もソロパフォーマンスで歌わせていただいているんですけど、メインショー前の枠なので、ゆくゆくはメインで歌えるキャストになりたいですね。いつか自分のワンマンショーを開催して、思う存分アニソンを歌えたら。それを実現させるには、まだまだ長い道のりが待っていると思いますけど、いつかアニソンで六本木を熱くできたらいいなって。

私はやっぱり歌うことは好きで、そしてアニソンが好き。なのでぜひ秋葉原にいるオタクの皆さんにもお店に遊びに来て欲しいです。“六本木にもこんなに楽しめる場所がある”ってことを知って欲しいですね。

(取材・文/中山洋平 撮影/山口真由子)

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