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女優にも“30歳の壁”、濡れ場もいとわぬ大人の女性へ…清純派から脱皮の必要性

  • 『獣になれない私たち』でヒロインを演じた新垣結衣 (C)oricon ME inc.

    『獣になれない私たち』でヒロインを演じた新垣結衣 (C)oricon ME inc.

 今期のドラマが次々にクライマックスを迎えている現在。多くの人気女優がしのぎを削り、話題になったトピックも多かった。そんな中で、とくに目立ったのが『獣になれない私たち』(日本テレビ系)の新垣結衣と、『大恋愛〜ぼくを忘れる君と』(TBS系)の戸田恵梨香の“色気”ある演技だ。前クールでも、石原さとみがベッドシーンを演じて注目を浴びたことが記憶に新しい。第一線で活躍する人気女優である彼女たちも、いよいよ30代に突入。清純路線からの脱皮を図っているように見える。かつて女子アナには“30歳定年説”がささやかれていたが、女優にも“30歳の壁”は存在するのだろうか。

新垣、戸田、石原…人気女優たちがそろってきわどい演技に挑戦

 新垣結衣(30歳)と言えば、同性にも愛される可愛らしい笑顔がトレードマークの人気女優。恋愛モノへの出演も多く、特に2016年放送の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)は社会現象化もしたが、“大人の関係”っぽくないことが主題のドラマだけに、ベッドシーンなどは皆無。清純派というよりむしろ“潔白派”とでもいうべき孤高の存在に思われた。

 今期の『獣になれない私たち』でも、何度も相手役の恒星(松田龍平)の自宅に泊まりに行っては“ついに…?”という場面があるものの、のんびりとゲームに興じたり、どちらかが先に寝てしまったりと、“やはり一線は超えないのか”といった展開。ところが先日放送の第9回ではリアリティあるベッドシーンを演じ、「晶(新垣の役名)、てか、ついにガッキーが…!」とSNSでも大反響を呼んだのである。

 戸田恵梨香(30歳)もかねてから個性的な役柄で、自分をしっかり持っている“強い女”的なポジションの役が多い。深夜ドラマ『書店員ミチルの身の上話』(NHK総合)ではそういった場面もあったが、最近のプライム帯では“色気”にはほぼ無縁といった印象が強かった。ただ今期の『大恋愛』は、産婦人科医という今まで通りのハイレベルな職業に就きながら、若年性アルツハイマーを患うという重めの内容。だが、初回からムロツヨシを導いてのベッドシーン、物語後半には妊活とおぼしきイチャイチャ描写があったりと、今までの戸田らしからぬ役柄を演じながらも、その悲愛ぶりで多くの視聴者の涙を誘っている。

 そして、同世代の女優の中では“色気”をウリにしてきた感もある石原さとみ(31歳)だが、意外にも直球なベッドシーンは少なく、“何となくソレっぽい”印象を与えるイメージシーンがあったくらい。しかし前クールの『高嶺の花』(日本テレビ系)では、童貞設定の直人(峯田和伸)をベッドに押し倒すと、「あなたの最初で最後の女になる。もしも(自分を)裏切ったら…ちょん切るから」とまで言い放ち、かなり奔放な女性を演じて見せたのだ。

上戸や深田も30歳前後に“脱皮”、既存のイメージを破る

 こうしてみると、若手女優はやはり30歳を過ぎると既存のイメージを覆すため、ベッドシーンに挑戦するのかと安易に想定もできるのだが、先輩たちの“前例”はどうだったのか? 上戸彩(33歳)は28歳時の2014年、『昼顔』(フジテレビ系)でダブル不倫に溺れる人妻役を熱演。それまでの元気で爽やかなイメージをぶち壊す妖艶な演技を披露し、女優としての脱皮どころか、それまでの上戸彩に比せばはるかに女優の“格”が上がった感があった。

 深田恭子(36歳)は、映画『ヤッターマン』(2009年)でセクシー衣装のドロンジョ役もあったが、あくまでキャラの延長線上。本格的にベッドシーンに挑戦したのは『セカンド・ラブ』(テレビ朝日系)であり、2015年=32歳のとき。深田は本作をきっかけに“お嬢様”“不思議系”イメージを払拭し、役の幅を広げながら30代にして水着写真集にも立て続けに挑戦、そのどれもが大ヒットするという快挙を成し遂げた。それまでの「深田=ぶりっ子」のイメージから、「深キョン、30半ばなのにカワイイ」と同性からの人気を獲得するまでに至ったのである。

 ほかにも、長澤まさみ(31歳)は2017年の舞台『キャバレー』で、胸元を露わにした大胆衣装で歌姫役を熱演。やはり、30歳前後でこのような転換が話題になる女優たちは多いようである。

色気演技とほぼ無縁の綾瀬、北川は結婚の影響も?

 そんな中、例外とも言えるのは、綾瀬はるか(33歳)かもしれない。2006年に『白夜行』(TBS系)で濃厚ベッドシーンを演じたものの、それはあくまで“少女設定”上のこと。『ホタルノヒカリ』、『今日会社休みます』(ともに日本テレビ系)などの恋愛モノにも多く主演しているが、明確な濡れ場は皆無。前クールの『義母と娘のブルース』(TBS系)では初の母親役を演じるも、竹野内豊とのお色気シーンは影も形もなかった。ただ綾瀬の場合は、ベタな女っぽさというよりは、いくつになっても変わらない明るさや可愛らしさ、朗らかな人柄が知られているだけに、むしろ“義母”という異色の役柄がウリとなったようだ。『精霊の守り人』(NHK総合)では体を張ったアクションシーンも見せるなど、違う意味で役の幅を広げているので、このまま年を重ねていけば“明るいお母さん”役などにもすんなりと移行できるように思われる。

 また、北川景子(32歳)にも意外とお色気場面は見られない。現在放映中の映画『スマホを落としただけなのに』では、ベッドに腰掛ける写真が公開されてはいるが、とくにテレビでそういった場面は見られない。29歳で結婚した北川は同世代女優の中では“早婚”とも言え、そのあたりの影響も考えられる。

30歳を超えて求められる“幅”、女優としての価値を問われる今後

 30歳を超えたとはいえ、上記に挙げた誰もが年を感じさせず、美しくかわいらしい女優ばかり。だが、これから年齢を重ねていくにつれて“清純派”だけではいられず、役の幅を広げる必要があるのも事実だ。この展開は以前からもあるし、現在においても有効かつ自然な話ということなのだろう。CMで主婦姿・エプロン姿を見せているのも、ドラマや映画の役とは違った戦略のひとつなのかもしれない。

 もちろん色気だけが演技力の指標ではないが、ある意味でわかりやすい挑戦であり、覚悟を見せるイニシエーションともいえる。これからの役柄がお色気路線になるわけではないだろうが、今回リアリティのある女性を演じたことは、彼女たちにとっても一つの転機になったのではないだろうか。女優としての価値を問われる今後。人気女優ならではの30歳の壁を乗り越え、どんな進化を見せてくれるか楽しみだ。

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