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「Lemon」熱唱で話題の徳永ゆうき「演歌と若者の架け橋になりたい」
舞台や映画でも活躍 「演歌歌手・徳永ゆうき」を知ってもらうために
徳永ゆうき演歌が好きでこの世界に入ったので、しっかり歌を届けたいという思いはあります。ただ、いまの時代、どうやったら歌を広く知ってもらえるかなと考えたとき、演歌は柱としつつ、いろいろなことをやって徳永ゆうきという人物を知ってもらいたいと思ったんです。
――『家族はつらいよ』の山田洋次監督や「劇団☆新感線」など超一流の現場を経験されていますね。
徳永ゆうきド緊張ですよ(笑)。まだ一人で歌っている方が楽です。皆さんすごい方たちばかりで「なんでここに俺がいるんだろう」って気分になります。でも山田監督にはすごく優しくしていただきました。舞台も映画もそうですが、演歌歌手だけやっていたら、絶対知り合えないような方々とご縁ができたのは嬉しかったです。同期や若手の皆さんとご飯に行くと「徳ちゃんうらやましいな」って言われることはありますね。
――演歌界の希望の星ですね。
徳永ゆうきデビューしてから常に思っているのが、演歌と若い人との架け橋になりたいという思いなんです。演歌というと、年配の方が聴くイメージだと思うのですが、今回のような番組に出演させていただくと、米津さんのファンに演歌歌手を知ってもらえるし、お年寄りが米津さんの曲を知るきっかけにもなる。幅広い層の方に良い歌を知ってもらえますよね。
日本人のDNAに「こぶし」はある!?
徳永ゆうき僕がサビで「あの日の悲しみさえ」という部分の“さえ”でこぶしが入ってしまったのですが、それを「“さえ”の部分が新鮮でした」とか「あの部分が気持ちよかった」と言ってくれる方がいるんです。やっぱり日本人のDNAにこぶしというのがあるのかなと思いましたね。
――大きな反響を呼んだ『演歌の乱』ですが、今後はどんな野望を?
徳永ゆうきもっと頑張って僕のことを知ってもらいつつ、演歌の良さも広めていきたいです。
――また次があったらどんな曲を歌ってみたいですか?
徳永ゆうきレミオロメンさんの「3月9日」とか「粉雪」などは、声質と合うのかなと。あとは兄がよく歌っていた「小さな恋のうた」(MONGOL800)とかもいいかもしれませんね。
(取材・文:磯部正和)