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遭遇できたらラッキー ポケモンだらけの「ポケモントレイン」が丸ノ内線&銀座線だけになった理由

 ポケモンの電車が都内を走行中だ。2018年11月16日(金)発売予定のNintendo Switchソフト『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』の世界感で彩られた車内は、中吊りポスターから、つり革まで、目につくものすべてがポケモンづくし。SNSでは「めっちゃテンション上がる」「大人でも楽しい」など、乗った人からの満足な感想が次々とあがっている。だがこのスペシャルトレイン、運行しているのは東京メトロ銀座線・丸ノ内線だけ(各1編成ずつ)。「もっと増やして……」という声も出てきそうだが、なぜ“限定路線”になってしまったのか。株式会社ポケモン広報担当の増田さんに話を聞いた。

床面告知が可能な東京メトロで限定運行 子供目線に合わせたデザイン

――なぜ丸ノ内線、銀座線限定になったのでしょうか。

増田さん 弊社側で、床面まで含めた全面のデザインをしたいと考えていた中で、銀座線と丸ノ内線で、電車内の全面告知が実現できる事がわかり、東京メトロ様とお話を進めさせていただきました。なお、床面告知の実施は、東京メトロ様としても初めての試みです。

――そもそも、どのような想いで今回の企画がなされたのでしょうか。

増田さん 「Nintendo Switch」用ゲームソフト『ポケモン Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のPR施策を検討するうえで、ただの告知に留まらず、ポケモンファンや、子どもたちが、わくわくするような何かを提供したいと考えました。今回のタイトルの魅力の1つとして、ハードが「Nintendo Switch」になったことにより、ゲーム画面が高解像度で非常に綺麗になっている点があります。このことを活かして、まるでポケモンの世界に入り込むような体験を提供できないかと考えました。そこから、子どもたちが夏休みの間に移動手段として利用する電車を、ポケモン空間にデザインするアイデアが生まれました。

――デザインのこだわりがあればお聞かせください。

増田さん 乗車した瞬間にゲーム世界が広がるように、空間デザインのポイントとして、子どもたちの目線に合わせて、床面はもちろん、ドア下やイス横など、少し低めの位置にも、ゲーム世界を感じていただける要素を、ぎっしりと詰め込みました。この電車に乗ることで、ゲームソフト『ポケモン Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』の冒険のワクワク感や、「相棒」として一緒に冒険するピカチュウやイーブイの魅力、また、いろいろなポケモンたちとの出会いを感じてほしいと思っております。

 このスペシャルトレイン、すでに8月30日で終わることが決定しており、ファンならずとも寂しい気持ちもある。継続的に行う予定はないのか聞いたところ、「現在のところ予定はございませんが、今後も検討は行ってまいります」と回答してくれた。近い内に復活してくれることを願おう。

【公式】ポケモン情報局

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