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長濱ねる、欅坂46・けやき坂46両グループを経験した唯一の存在「欅坂46はクールなイメージ、けやき坂46はハッピーオーラ」

 ソロ写真集『ここから』が発行部数18万部を突破したアイドルグループ・欅坂46の長濱ねる。2015年、彼女は一度、欅坂46の最終審査当日に、母親の反対で実家の長崎に連れ戻されたが、家に帰ってきても泣き続ける娘を見て、父親が運営スタッフに相談して、遅れて加入したという経歴を持つ。さらに、長濱は「欅坂46(通称・漢字欅)」と「けやき坂46(通称・ひらがなけやき)」との“兼任”で活動するが、多忙を極め、苦渋の決断から17年9月からは欅坂46に専任となっている。両グループを知る長濱が自身の活動を振り返りながら、それぞれの違いと魅力を語る。

“欅坂46”と“けやき坂46”は別物 コンセプトの違いとは?

――欅坂46に一人で加入した当初、プレッシャーはありましたか?
長濱ねる 私の初参加した『欅って、書けない?』(テレビ東京)の収録で「けやき坂46が結成します」と聞きました。「どういうグループなんだろう?」とか「いまは 自分は一人だけど今後、新しい子が加入するのかな?」って不安もあったり。その時は本当に“無”な状態からで、「どうしよう?」ってずっと思っていました。

――世間一般的には、まだ欅坂のアンダーグループだと思っている人も多いかと思います。けやき坂46としてのコンセプトを教えてください。
長濱ねる コンセプトについては、(けやき坂46の1期生)みんなと一番悩んだとこでもあるんです。「自分たちはどういうグループなんだろう?」って。欅坂46との違いを見せるべきなのか、それとも同じグループなので、色を崩してはしてはいけないんじゃないか…って。みんなでもがいてと言うか、手探りでやっていったんですけど…。1曲、2曲、3曲と曲をいただくにつれて、明るい曲やポップな音楽が多くて。ちょっとずつかわいらしさや、笑顔の振り付けで女の子らしさを出したり、盛り上がる曲が私たちの役割なのかなと少しずつ思うようになりました。ライブでは欅坂46がクールでメッセージ性の強い曲を披露して、その“連なり”の中でけやき坂46は明るい雰囲気で笑顔になってもらう。それをけやき坂46では「ハッピーオーラ」と呼んで、モットーにしています。

――その部分も含めて、改めてご自身で思う両グループの違いは?
長濱ねる みんな一人の女の子として、全然変わらなくて。みんないろんな面を持っているんです。私たちの曲はダンサーのTAKAHIRO先生が振り付けをしていただいていて、歌詞を伝えることに重きを置いてパフォーマンスを指導してくださいます。欅坂46は何か壁や迷いにぶつかっているときに一緒に共感して寄り添う曲、ちょっとクールでメッセージ性が強い曲が多くあって、曲に合わせて笑わないようにするときもあります。けやき坂46は励ます曲や恋愛ソングが多くて、パフォーマンスも自然に笑顔で伝えたり。でも、大事なのは「曲の世界を伝える」ということなので、同じかなと思います。

――あくまで曲の世界に合わせての表現なんですね。そこで両グループで、お互いに高め合っていくような関係ですか?
長濱ねる そうです。私は、今のけやき坂46の活躍を見ると素直にすごい嬉しいです。途中まででしたけど、一緒にお仕事を一つずつやっていったみんなを見ているので、単独でアルバムをリリースしたり、ツアーをしていることがすごく嬉しくて。欅坂46のメンバーとも「けやき坂46がすごいから自分たちも頑張らなきゃ」と話して、お互い刺激になっています。ライバルとはちょっと違うけど、個々のグループを高め合う仲間。これからも切磋琢磨しあっていきたいって思っていました!

母親に実家に連れ戻された過去も この道を「1回も後悔したことないです」

――長濱さんが加入前に一度、お母様に長崎に連れ戻されたことがあると聞きました。
長濱ねる 母がすごく心配してくれていたからなんです。でも、今は応援してくれたり、心配してくれます。自分もちょっと大人になって、私の悩んだり、苦しんだりする気持ちに、手を差し伸べてくれたのかなって。その時は本当にすべて初めての経験で、オーディションを受けたことも、東京に一人で行ったことも初めての経験だったので、「連れ戻される」と聞いたときは反抗しなかったんです。自分で悟ったというか、あきらめたというか。それまで自分の想像するレール通りに進んでいたので、「うまく神様が元に戻すような人生になってるんだな」って。

――でも、号泣して両親が動いてくれたんですよね?
長濱ねる そうです。応援してくれていて、父も母もライブに来てファンになってくれました。父は毎日メールを送ってくれて優しいです。母も教育ママみたいな感じではなくて、私のことを第一に考えてくれてます。東京に出て、改めて自分が育ってきた環境って幸せでありがたいことなんだって実感します。

――今はどっちの道が正しかったと思いますか?
長濱ねる 私は絶対こっちが正しかったなと思ってます。1回も後悔したことないです。

センターを務めることのプレッシャー

――では、欅坂46専任が発表された心境は?
長濱ねる 欅坂46、けやき坂46どちらもすごくお仕事をいただいていて、みんなで少しずつに進んでいるときで、ツアーもあって、「自分の存在かどっちにもマイナスになっているかもしれないな」って悩んでいて。レッスンに参加できないと一人欠けるとダンスのフォーメーションも複雑なので、全員に関わってくるので…。欅坂46専任という役割をいただいたからには、誠意をもって欅坂46で頑張ることが一番いいんじゃないかなと心掛けています。

――センターの平手友梨奈さんが休演時の欅坂46のパフォーマンスはやっぱり違いますか?
長濱ねる 平手を始め全員がいることが一番良くて。一人でもメンバーがいないとしっくりこないんです。でも、しっくりこない、うまくいかないではダメで、その時を見に来てくださっている方にいいものをお届けたいっていう気持ちがあります。なので、気持ちはみんな強くなったと思います!

――平手さんの休演で、全員が「見てもらおう!」と意識したような?
長濱ねる そうです。平手は末っ子で最年少なんですけど、どれだけの責任やプレッシャーを背負ってもらっていたのかな、って。自分たちがいかに頼っていたのか、改めて気づいた部分もあります。坂道AKB(AKB48グループ、乃木坂46、欅坂46からなるグループ)でセンターを1回やらせていただいたんですけど、必要以上に孤独に感じて…周りは自分のことを何とも思ってないし、「自分はうまくできてないんじゃないか」と必要以上に心配になって…。平手は今まですべてのシングルをセンターやってくれて、今の欅坂46のイメージを作り出してきてくれたので、素直に尊敬します。

七夕のライブで“けやき坂46”に1日限りの復帰

――そんな欅坂46に続いて、6月20日にアルバムをリリースするけやき坂46の魅力は? 
長濱ねる バラエティーを見ると単純にすごい面白いんです。しゃべる子が多いし、面白い! 楽曲もユニットによっていろんな色があるので楽しいし、けやき坂46もライブを見てほしいです。おとぎ話を一冊読むようなファンタジックな演出や展開があるんです。

――長濱さんは7月7日、14日放送のドラマ『七夕さよなら、またいつか』(日本テレビ系)でドラマ初主演。同作と連動して、7月7日に千葉・幕張メッセで開催の『LIVE MONSTER LIVE 2018』で『けやき坂46 LIVE七夕SPゲスト 長濱ねる(欅坂46)〜一夜限りの再会〜』として、長濱さんがけやき坂46に“1日限りの復帰”をするそうですね。
長濱ねる けやき坂46のメンバーともよく話して、「一緒に踊りたいよね」と話していました。でも、お互いに違う道を進むと決めていて、「そう簡単には一緒に踊れないんだろうな」っていう気持ちもあったりして。こうやって七夕で一緒に踊る機会を頂けたのはすごい嬉しくて、メンバーとハイタッチしました(笑)。

けやき坂46 『期待していない自分』PV

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