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ORICON NEWS
“安さ”だけじゃない アニメや和などの“コンセプト”カプセルホテルが話題
“男性専用”のイメージを一新 ネットカフェに奪われたシェアを取り戻す試み
「若い方はあまりサウナに行かないですし、カプセル利用者も年配の方が多かった。他のカプセルホテルを見ても若い方で溢れているカプセルホテルはほとんどないと思います。30代のサラリーマンもほとんどいないんじゃないですかね?若年層のほとんどはネットカフェに行ってしまいます」と話すのは横浜・日の出町にあるカプセルホテル・『ニューシティー横浜』支配人の藤井純一氏。
壁やベッドシーツ、抱き枕……随所に萌えキャラがお目見えする“痛カプ”が成功
必要最低限の空間を作り出したカプセルホテルは、外国人からすれば“日本ならでは”のものであり、さらにアニメ文化が重なりホテル自体が観光の一部となった。今では和風コンセプトのカプセルを第4弾まで増加させ、利用者の10パーセントが外国人なのだという。
“和カプ”で外国人観光客を新たなターゲットに
一方、成田空港第2旅客ターミナルと隣接する『9h(ナインアワーズ)』は“出張などの目的を持った人が短期間滞在するため”という明確なテーマを持つ。7時間の睡眠と前後1時間の休息で利用する必要最小限のものが用意され、白を貴重としたシンプルなデザインからは清潔感に溢れている。また“泊まれる本屋”と話題のコンセプトホテル『BOOK AND BED TOKYO』の“本棚の中で眠れる「BOOKSHELF」ベッド”はカプセルホテルのような空間でありながらその特別感が魅力だ。“安さ”だけが群を抜いて際立っていたカプセルホテルの新たな取り組みで、一層の広がりをみせる宿泊業界。今後もさまざまなコンセプトが誕生していくことだろう。