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堂本光一、『SHOCK』1500回への想い語る「成長させてもらった作品」

【囲みインタビュー】来年の『SHOCK』、KinKiのあの“ネタ”は封印?

――改めて、こういう場所でこの階段を見ると感じ方も違いますか?
堂本光一毎回スタッフの方が塗り直したりしてくれてるんですけど、それでも傷が見えますね。いつから使ってるか詳しくは把握してないけど……やり始めた当時かなぁ? 結構長く使ってると思いますよ。

――今回、弁慶階段という名前だと初めて知りました。
堂本光一もともと弁慶と義経の、みたいなシーンで使ってたので。今はもうそうじゃないんですけど、昔の名残なんですよね。正式名称ではないんですけども。

――ちょっと上がってみてもらえますか?
堂本光一上がったところでどうすんですか(笑)。(ゆっくり上がる)いやぁ〜、なんか嫌な記憶がいっぱい……(笑)。いや〜、(階段落ちは)とんでもないことしてますね。このシーンは、もちろんお芝居で劇中劇なんですけど、芝居を越えた表現、ライバル役とのぶつかり合いを表現してて。ただのチャンバラにしてしまうのも嫌なので、それを表現するのが大変ですよね。

――先ほど筋トレの話もありましたが、かなり腕も太くなってますよね。
堂本光一このあと、「全部袖を通してみてくれ」と言われてます。でも、KinKi Kidsのツアーをやって、ちょっと(体重は)落ちたんですよね。増やしてツアーで絞るという予定どおりですが、今もけっこうあります。体重的には60キロくらいを目標にして、それからちょっと絞って。もう冬なので、そんなにお見せする機会もないと思いますが(笑)。

――劇中の曲「Higher」では上着を脱ぐ場面がありますが、腕が引っかかって脱げないんじゃないかと。
堂本光一これまでも脱ぐときに腕が抜けなくて、歌いながら「んっ」って言っちゃうときあるんです(笑)。でも、トレーニングをすると、すごくメンタルが鍛えられるんです。ウエイトもしますし、軽い負荷で体幹を鍛えるのも大事だし。昔トレーナーの方についてもらっていたときのことを参考にしつつ、ステージで必要なものを考えながら自分でやってます。

――ストイックですよね。
堂本光一いやいや、怖いだけですよ。怪我も怖いし、パフォーマンスをもっと上げるためにってこともあるし。

――来年の『SHOCK』では、何か新しいことは考えていますか?
堂本光一現状、考えてないです。1500回を迎えるにあたって、今の状態で迎えるのがいいんじゃないかと思ってるんですよ。アンサンブルも半分くらい入れ替わりがあるし、その中で内容を変えてしまうのはどうなのか、という意見もあります。もちろん今までのメンバーも素晴らしかったですけど、さらに人間の出せる良さをもっと考えるのであれば、ってこともあって、キャストが半分くらい変わるんです。

――光一さんが新たにチャレンジすることは? KinKi Kidsのライブではラップをしていて、ワイドショーでもよく取り上げられていましたが。
堂本光一ホント、勘弁してください!(笑)。あれはね、できないのに死ぬ気で全力でやるっていう、ただのネタですから。中には、「この人、本当にラップが好きなんだー。でも下手じゃね?」みたいな放送をされてるところもありましたけど、ネタですから!! 『SHOCK』ではやらないですよ(笑)。

――大阪、博多では待ってらっしゃるファンの皆さんも。
堂本光一本当に楽しみですね。先日、博多でKinKi Kidsのライブをやって、その数日後に道路が陥没してしまったっていうニュースが出て、ビックリしちゃって。自分も行き慣れた街なので、怪我人が出なくて本当に良かった。地方はとにかく舞台にずっと集中できるし、博多は食事もおいしいですし。いらないことを考えないで、その日の公演が終わったら、「今日何を食べよう」「アレ食べたいね」って終わって、またステージに立つというルーティーンで、非常に集中できるんです。

――来年1500回を迎えますが、海外公演への夢はありますか?
堂本光一一時期そんな話があって、けっこう具体的なところまで行ったことはあるんですけどね。でも、僕自身がやりたいと言っているわけではないので、日本に行けばこんな素晴らしい作品があると知っていただくことのほうが、日本でやる意味があるのかなって。『SHOCK』がそうなればいいなと思います。

――この先、後輩とか他の方が主演をする、ということは考えられますか?
堂本光一あっても全然いいと思いますね。この作品自体がフィジカル的に非常にキツいステージなので、まだまだ全然平気ですけど、限度はあると思うんですよね。そうなったときは、自分が演出にまわってもいいと思いますし、誰かがやるのであれば全力でバックアップできればなと思います。

――まだまだ譲らないですよね?
堂本光一譲らないというか、自分に言い聞かせてるだけですけど、“やれるもんならやってみろ!”というものを作らなきゃいけない、と。そうじゃないと、後輩でも上手な子、頼もしい子もいっぱいいますし、自分に言い聞かせないと今後続けていけないと思っています。

『Endless SHOCK』
<公演日程>
●2月1日(水)〜3月31日(金):東京・帝国劇場
●9月:大阪・梅田芸術劇場
●10月:福岡・博多座
<出演>
主演:堂本光一
前田美波里、屋良朝幸、松浦雅、石川直、福田悠太、松崎祐介、浜中文一、寺西拓人、松田元太、松倉海斗 ほか

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