4年に一度のスポーツの祭典が8月5日、ブラジル・リオデジャネイロで幕を開けた。南アメリカ大陸で夏季オリンピックが開催されるのは今回が初めて。各国の代表選手たちが挑むのは全28競技306種目、21日までの17日間にわたり熱き戦いを繰り広げる。ORICON STYLEでは、競技開始に先駆け10〜50代の男女を対象にアンケート。活躍が期待される日本人選手や、歴代の“最強五輪ソング”についてリサーチ！

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一家の主となった内村選手、“最盛期”に高まる期待

　まず、メダル獲得を期待する日本人選手の結果から見ていくと、男子体操で個人総合2連覇および3大会ぶりの団体金メダルを目指す【内村航平】選手（1位）を筆頭に、女子初の4連覇を狙うレスリングの【吉田沙保里】選手（2位）、テニスで96年ぶりとなるメダル獲得に意欲を覗かせる【錦織圭】選手（3位）が上位に名を連ねた。

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  個人総合2連覇を目指す、男子体操の内村航平選手（C）ORICON NewS inc.

　両親が営むスポーツクラブで、3歳から体操人生をスタートさせた【内村航平】選手（27）。メキメキと実力を磨き高校生の頃から日本代表の常連となり、日体大在学中に初めて出場した北京五輪で個人総合銀メダル、前ロンドン大会では個人総合で金メダルを獲得。また、昨年の世界選手権では前人未到の個人総合6連覇を達成するなど、国内外で“絶対王者”として知られている。今大会では得意の床をはじめ個人で7種目に出場するほか、団体では男子体操の最年長としてチームを引っ張る。

　そんな輝かしい実績から、「技術力、精神力ともに安定しているから」（千葉／50代・男性）、「演技が芸術的で見ていても楽しいので」（静岡／40代・男性）、「常にトップに立ち続けようという努力と姿勢からぜひやってくれると思う」（茨城／10代・女性）と内村選手に寄せられる期待は大きく、また結果だけでなく、「美しい体操を世界中の人に見せてきてほしい」（東京／50代・女性）とのエールも。現在27歳、体操選手としてあぶらの乗った“最盛期”に出場する今回のリオ五輪。愛しの妻と娘の支えも糧に、ぜひ吉報を届けてほしいものである。

霊長類最強の女・吉田選手、父に贈りたい史上初の4連覇

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  日本選手団の主将も務める、女子レスリングの吉田沙保里選手（C）ORICON NewS inc.

　女子レスリングの【吉田沙保里】選手（33）は、昨年の世界大会で16連覇を達成しギネス認定を受けるなど、“霊長類最強の女”としてもお馴染み。階級変更の関係で55キロ級→53キロ級での出場となることや、これまでセコンドで支えてくれていた父・栄勝さんの不在（14年3月にくも膜下出血で急死）など、前回のロンドン大会とは異なる点も多いが、「女王で居続けられる精神力と練習量がある」（東京／40代・男性）、「プレッシャーは大きいと思うけど、大舞台ほど輝く素敵な女性だと思う」（神奈川／30代・男性）とレスリング女子で史上初となる4連覇への期待は大。今回は日本選手団の主将という大役も務める彼女。持ち前のガッツと明るさを武器に、リオの地で笑顔の花を咲かせてほしい。

この4年間で大躍進、錦織選手96年ぶりのメダル獲得に熱視線

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  日本テニス界96年ぶりのメダル獲得への期待が高まる錦織圭選手（C）ORICON NewS inc.

　テニスの四大大会『全米オープン』男子シングルスで準優勝を果たすなど、日本テニス界の歴史を次々と塗り替えてきた【錦織圭】（26）選手は、今回が2度目の五輪出場。前回のロンドン大会でも日本男子88年ぶりのベスト8進出を果たし会場を湧かせたが、この4年間での彼の“進化”は周知の通り。そんな錦織選手に、「あと一歩のところまで来ていると思うので、五輪ではぜひ金を獲ってもらいたい」（広島／10代・女性）、「実力もメンタルの強さも確実に前回より成長していると思うので頑張ってほしい！」（神奈川／40代・女性）と熱いエールが贈られている。日本が五輪で初めてメダルを獲得した競技はこのテニス。96年ぶりのメダル獲得による、“恩師”松岡修造の雄叫びにも期待したいところだ。

日本の総メダル獲得予想は、前ロンドン大会上回る40個！

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  2大会連続でメダル獲得なるか？　女子卓球の福原愛選手（C）ORICON NewS inc.

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  “最後の五輪”で悲願の金メダルを目指す、男子フェンシングの太田雄貴選手（C）ORICON NewS inc.

　そのほかにも、前ロンドン大会の競泳400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得し、高校生メダリストとなった【萩野公介】選手（21／5位）や、これまで五輪の舞台で快進撃を続け“最後の挑戦”で悲願の金メダルを目指す男子フェンシングの【太田雄貴】選手（30／7位）、前回のロンドン大会で団体銀メダルを獲得した女子卓球の【福原愛】選手（27／6位）、【石川佳純】選手（23／9位）など、常連組みの実力者が名を連ねる中、4位にランクインしたのは、五輪初出場となる男子体操の【白井健三】選手（19）。

　高校時代に出場した世界選手権の種目別床運動で優勝し、“ひねり王子”として一躍注目を集めた白井選手。自身の名前の付いた新技を複数持ち、躍進する白井選手には、「彼にしか出来ない技を披露して、ぜひメダルを獲得してほしい」（和歌山／30代・女性）、「急成長しているし、何かやってくれそうなオーラがある」（静岡／30代・男性）とのコメントが多数。若さに秘めた無限の可能性に期待せずにはいられないようだ。

　これら出場選手たちの経験と実力から予想される、日本選手団の「金メダル獲得数」は【4〜6個】、「総メダル獲得数」は、史上最多を記録した前ロンドン大会の38個を上回る【35〜40個】という結果となった。五輪では必ずといっていいほど毎回、名シーンや名言が誕生するもの。メダルの数も気になるところだが、大会が終わった時どのような記憶に残るプレーや言葉が生まれるか？も楽しみにしたい。

【調査概要】
調査時期：2016年7月25日（月）〜7月27日（水）
調査対象：計1000名（自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女）
調査地域：全国
調査方法：インターネット調査
調査機関：オリコン・モニターリサーチ

「リオ五輪」でメダル獲得を期待する日本人選手ランキング

内村航平（体操男子）

• 体操しているのを初めて見たとき感動した（福岡／10代・女性）
• 世界選手権での活躍で、金メダルも狙えると思う（大阪／20代・女性）
• 団体への想いがわかるので、念願を叶えて欲しい（岩手／30代・男性）

1

吉田沙保里（レスリング 女子53キロ級）

• パワフルなレスリングにはいつも元気づけられる（茨城／10代・女性）
• 霊長類最強女子っぷりが観たい（神奈川／20代・女性）
• 前人未到の連覇の記録を持っているので（兵庫／40代・女性）

2

錦織圭（テニス 男子シングルス）

• 世界に通用する強さ（東京／50代・女性）
• 全米オープンで準優勝だったので（滋賀／30代・男性）
• 世界トップレベルの実力があるから（長崎／30代・男性）

3

白井健三（体操男子）

• 彼にしか出来ない技がある（和歌山／30代・女性）
• ポテンシャルの高さが素晴らしい（大阪／40代・女性）

4

萩野公介（競泳 男子400ｍ個人メドレーほか）

• 世界選手権でもいい成績をおさめている（鳥取／10代・女性）
• 圧倒的に速い（大阪／30代・男性）

5

福原愛（卓球 女子個人・団体）

• 母のような気持ちで応援している（愛知／30代・女性）
• 健気に頑張る姿勢が応援したくなる（岩手／40代・女性）

6

太田雄貴（フェンシング 男子フルーレ）

• フェンシング界の第一人者。有終の美を!!（北海道／10代・男性）
• フェンシングで最も期待できる選手（北海道／50代・男性）

7

入江陵介（競泳 男子100ｍ背泳ぎほか）

• 繊細で内面的から感じる強さと泳ぐ力強さが好き（千葉／20代・女性）
• 安定している（大阪／30代・男性）

8

石川佳純（卓球 女子個人・団体）

• 国際大会での成績も残し、活躍している（愛知／30代・男性）
• マイペースでメンタルが強い印象がある（兵庫／40代・女性）

9

伊調馨（レスリング　女子58キロ級）

• 4連覇をして、歴史に刻んで欲しい（東京／30代・女性）
• 最強ストイック（東京／50代・男性）

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「リオ五輪」メダル獲得数予想

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