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綾瀬はるか、自然に大人になっていく感覚『40〜50代になってもラブコメに出演したい』

“ラブコメ女優”イメージもある綾瀬はるかだが、30代を迎えて本格アクションにもチャレンジするなど、より精力的な女優活動を展開している。そんななか、最新主演作『高台家の人々』では、雰囲気もピッタリな妄想女子を“綾瀬節”全開で好演。綾瀬のいまの女優観、50代になっても出演したいというラブコメへの想いを聞いた。

微妙な“ヌボ〜ッ感”を出すのが難しかった(笑)

――口下手で不器用だけど、頭のなかはおかしな妄想でいっぱいのOL・木絵がとてもキュートでした。綾瀬さんは木絵をどんなふうに思って演じていましたか?
綾瀬はるか妄想のなかではハジけているんですけど、普段は言いたいことを飲み込んで、心のなかに秘めている子なんです。なのでラブコメとはいえ、意外と“ワーッ”となる演技よりも、抑えているときのほうが多かった気がします。それと、原作の画ではけっこうヌボ〜ッとした感じに描かれていたので、それをどう出そうかなって。やりすぎるとおかしくなってしまうと思ったので、微妙な“ヌボ〜ッ感”を出すのが意外と難しかったです(笑)。

――妄想シーンで好きだったものはありますか?
綾瀬はるか演じていて一番楽しかったのは、光正様(斎藤工)と駆け落ちするシーンです。なぜか時代劇になっていて、セリフも「坊ちゃま! 〜〜でがんしょ!」みたいな話し方になってて(笑)。そのノリがすごくおもしろかったです。

――現場では、綾瀬さんと斎藤さんが兄弟のように仲がよかったと聞きました。
綾瀬はるか兄弟みたいというか、近所に住んでいる知り合いみたいというか、不思議な感じでした(笑)。でも、斎藤さんってどんな方なんだろうって考えると、いまだにつかめていないんですよ。真面目で優しいんだけど、いつも違う角度から物を見ていて……とにかくおもしろくて不思議な方です(笑)。映画がお好きで、いつも作品全体を客観的に観てお話されていたのが印象的でした。

妄想をのぞかれるのは恥ずかしいだろうなってすごく共感

――光正は人の心が読めてしまう“テレパス”。木絵は恋人の光正に自分の心が読まれることに苦悩しますが、その気持ちはわかりますか?
綾瀬はるか木絵ちゃんの場合は思ったことを口に出すのが苦手な人だから、心を読まれたほうがうまくいくときもあるんです。でも、やっぱり自分だけの妄想をのぞかれるのは恥ずかしいだろうなって思うので、そこはすごく共感しました。「今はちょっと見ないでよ〜、のぞかないでよ〜」って言えれば楽なんでしょうけど(笑)。

――ご自分だったら、どんなときはのぞかれたくないですか?
綾瀬はるかその人のことが好きなときはいいですけど、「あ、好きじゃないかも」って思ったときがマズいですよね。「最近、お腹出てるな〜」とか、ほかの人を見て「カッコいいかも」って思っちゃったりしたときとか(笑)。でも、恋人じゃなくて、家族とか身近な人だったら、私はのぞかれても大丈夫かもしれない。わりと思ったことはなんでも口に出してしまうほうだし、ちょっとくらい変なことを考えてても「ごめんね!」で済ませちゃいます(笑)。

――木絵と光正の恋を通して、どんなことを感じましたか?
綾瀬はるか誰でも木絵ちゃんみたいに恋から逃げ出したくなることってあると思うけど、結局は“好き”という気持ちが一番大事なのかなって。その気持ちは本当に尊いものだから、あれこれ考えずにそのままぶつかって、本当に思っていることを言うことが大事だと思いました。ラブコメだし、現実離れした話ではありますけど、テーマはすごくしっかりとしている作品だと思います。

自然に年を重ねていくのかな…環境が自分を変えていってくれる

――綾瀬さんのラブコメが大好きというファンの方は多いと思います。ご自身はラブコメにどんな思いがありますか?
綾瀬はるか今回は基本的にナチュラルに演じる部分が多かったんですけど、妄想シーンでのハジけたノリはすごく好きでした。ラブコメは20代のときにたくさんやらせていただいたので、“やっぱりラブコメっておもしろいな”って思います。昨年、30歳になりましたけど、いろいろな役をやらせていただくなかでも、ラブコメは定期的にやっていきたいです。それこそ40〜50代になっても、その年齢ならではの役柄で、女子の皆さんを励ますようなラブコメに出演できればいいなって思います。

――近年はNHK大河ドラマの主演など大役を任されることも増えていますが、心境の変化はありますか?
綾瀬はるかあまり自分では意識していないかもしれないです(笑)。難しい役だと、クランクインする前は“どうしよう”って思ったりするんですけど、やっていくうちにそういうのもなくなっていくんですよね。

――ひとりの女性としては、30代という年齢を意識したことはありますか?
綾瀬はるか自分の30代がこうなっているだろうっていうのをあまり思い描いたことがなくて……(笑)。29歳くらいのときに、“これからはちょっとしっかりしなきゃ”と思ったくらいです。でも、共演者に後輩が増えたりしているなかで、自然に大人になっていっているような感覚はあります。環境が自分を変えていってくれると思うので、きっとこういう感じで自然に年を重ねていくのかなあって思いますね。

――すごくナチュラルで、気構えることがないんですね。これからのビジョンは何か考えたりしますか?
綾瀬はるか以前、SK-IIのイベントでケイト・ブランシェットさんとお話する機会があったんです。そのとき、30代でお子さんを3人産んで、仕事もして、やりたいことをやって、世界を回って……という生き方をされていると知って。人生にはすごくいろいろな選択肢があるんだな、そんなふうになれたらカッコいいな、と思いました。でも、私はというと……そこまでちゃんとは自分の人生を思い描いてはいないかも。これからちょっと考えてみます(笑)。
(文:加藤 恵/撮り下ろし写真:逢坂 聡)

高台家の人々

 冴えなくて、口下手で、ぼーっとしたOL・平野木絵(綾瀬はるか)。気づけば妄想して自分の世界に入り込みがちな木絵。ある日、木絵の務める会社に、元華族で不動産や保険会社等を持つ名家・高台家の長男、高台光正(斎藤工)がニューヨーク支社から転勤してくる。長身でイケメン、東大卒、オックスフォードに留学経験もあるという完璧すぎるプロフィールをもつ光正と、接点があるはずもない木絵。
 しかし、そんな光正がいきなり木絵を食事に誘ってくる。木絵は、なぜ気に入られたのか分からぬまま仲を深めていくが、光正の笑うタイミングを見ていると、どうも自分の馬鹿馬鹿しい妄想を覗かれているような気がしてならない……。そう、実は光正には人には言えない秘密があった。それはテレパシー能力。人の心を読めることで人間関係に辟易としていた光正にとって、楽しくて、おもしろくて、馬鹿馬鹿しくも思える妄想をする木絵と過ごす時間は癒しの時間だった。高台家に隔世的に引き継がれてしまったテレパシー能力の存在を、木絵に打ち明けられない光正は……。

監督:土方政人
出演:綾瀬はるか 斎藤工
水原希子 間宮祥太朗 坂口健太郎 大野拓朗 塚地武雅 堀内敬子
夏帆 シャーロット・ケイト・フォックス
大地真央 市村正親
2016年6月4日(土)全国東宝系にてロードショー
(C)2016 フジテレビジョン 東宝 集英社(C)森本梢子/集英社
【公式サイト】(外部サイト)

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