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今期連ドラ2本出演中の浦井健治、テレビ界に衝撃「あんな恐ろしい体験は初めて(笑)」

舞台を中心に活動し、実力派俳優として高い評価を受ける浦井健治。今期の連続ドラマでは、月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)出演、『ニーチェ先生』(日本テレビ系)ではW主演と、ドラマシーンでの好演でインパクトを残している。下積み時代も長い浦井に、映像シーンへの進出と、新国立劇場での主演舞台『あわれ彼女は娼婦』などベースとなる舞台活動について聞いた。

ありがたいことにイジってもらえる(笑)

――2000年にデビュー後、舞台を中心に実力派俳優としてご活躍されていますが、今期は連続ドラマにも2本出演。これまでの活動をいま改めて振り返ってみて思うのはどんなことですか?
浦井この15年は、作品にも出会う人にも本当に恵まれていたと思います。ちょうど20代前半から30代前半は、人格的にも揺れ動く時期ですよね。この大事な時期に様々な人たちにたくさんのことを学ばせていただけたと思っています。

――本当に様々な役柄を演じていましたよね。
浦井ありがたいことに、本当にそう思います。それも「浦井にこの役をやらせたらどうか」と声をかけてくださる方々がいたからこそ。そう思うと、どんな経験も何ひとつ無駄なことはないし、すべてがかけがえのない財産になるんだと考えるようになりました。その求められたことに対して、いつも全力で楽しむことができたからこそ、続けられていたのかなって思うんです。

――でも、与えられたことがまったく新しいことだと、楽しむのが難しいと思う人も多いと思うんです。
浦井僕も最初はそうでした。でも、右も左もわからないからこそ、目にするものすべてが輝いて見えたし、それが新鮮で何をやっても楽しいと思えるようになってきたんです。壁にぶち当たったとしても、それに対してのアドバイスやダメ出しをしてくださる先輩は、本当に大切な存在だと思えるようになりました。それと同時に、自分もこの年になったからこそ、同じような経験をしている後輩たちに、自分なりの言葉でちゃんとアドバイスをしてあげられるようにならないといけないとも思っています。

――浦井さんは、コミュニケーションを取るのがすごくうまいように感じるのですが、いかがでしょうか?
浦井うまいかどうかはわからないですが、人が好きですね。以前からコミュニケーションを取るのは好きですが、最近になってその欲求がさらに強くなってきた気がします。というのも、書物や映像を観ることも勉強になるけれど、人と会って肌で感じるのとでは、体中に浸透していく濃度が違うように感じるんです。なので、人と接する機会があるのなら、喜んで足を運びたいと思っています。

――ネットニュースなどを見ていると、先輩からとてもかわいがられているキャラクターを垣間見て取れます。
浦井ありがたいことです……というか、イジってくれるんですよ(笑)。そういった部分では、壁を作らず接してくれる方が多いので、すごく恵まれているなって思います。

責任を自分を奮い立たせる武器や翼に変えていく

――それも含めて愛されるキャラクターなのでしょうね。さて、過去を振り返ってみて、ターニングポイントとなった作品を教えてもらえますか?
浦井過去、接してきたすべての作品が僕にとってのターニングポイントにはなりますが、『エリザベート』でルドルフ皇太子の役をやらせていただいたときにミュージカルの魅力を存分に堪能し、『アルジャーノンに花束を』では初めて主演をやらせていただき、お客様との一体感を得るという、不思議な経験をさせていただきました。そして『ヘンリー六世』では、3部作で9時間という歴史劇の渦のなかにいられたことは、僕のなかの大きなターニングポイントになったと思います。ここまで様々な役柄を演じさせていただいていることには感謝しかありませんし、そこに応えられる自分がどうあるべきかと考えることが多々あります。そこは嬉しくもあり、責任も感じていて。でも、その責任を、自分を奮い立たせる武器や翼に変えていかなくてはいけないと思って演技に挑んでいます。

――とくに30代半ばを迎えるいまになると、より自分のなかで好きなものが見えてきたと思うんです。
浦井好きなものとともに、向き不向きもわかってきた気がします。最近は映像に参加させてもらうことで、瞬発力に長けている方にたくさんお会いします。そんな人たちと触れることで、舞台でも映像でも、どの場所に行ったとしても、よりお芝居に対して深みを感じるし、さらには歌も好きなんだって思うようになりました。

――そこがわかると、演技との接し方も変わってきますよね。
浦井そうですね。各現場がすごくかけがえのない場所だし、愛おしい。最近では一瞬一瞬を大事にしなくてはいけないとすごく思うようになってきたんです。これは年齢のせいかな(笑)。

――(笑)そして昨年、映像の世界に入ってみて、どんなことを思いましたか?
浦井映像はとにかくスピーディであり、役者が監督の意図していることをきちんと汲み取ることが必要になるので、とりわけ瞬発力が必要なんです。それをこなしている役者さんを見て、すごく勉強になりました。あと、映像の現場でも、舞台を通しての知り合いがたくさんいて、小日向文世さんが「舞台の浦井くん!」って話しかけてくださったりして(笑)、すごく心強かったです。映像を専門にされている方からは、「お客さんの前でいきなり演技をする舞台は僕にはできない」とおっしゃっている方もいて。足を踏み入れてみて初めて、舞台の良さと映像の良さ、両方を感じ取ることができました。

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