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(更新: ORICON NEWS

日本就航2年間で100万人突破! 話題のLCC「香港エクスプレス」の真髄を確かめに、いざ香港へ!

香港エクスプレスの真髄やいかに? 体験取材を敢行!

保有機材はいずれもエアバス社のA320型。同一機材とすることで、運航や整備に伴うかかるコストも抑えられているという

保有機材はいずれもエアバス社のA320型。同一機材とすることで、運航や整備に伴うかかるコストも抑えられているという

 徹底したコスト管理によって格安の航空運賃を実現。さらに旅先での旅行体験を満足度の高いものにするためのお手伝いという価値観の提供があっても、やはり2年で100万人も突破できるものだろうか。そう疑問をぶつけてみると、なんとアンドリュー氏から「じゃあ、ぜひ実際に乗って、確かめてみてください」との申し出が。編集部員が即答したのは言うまでもない。さっそく某日、羽田空港から1泊2日で香港へと飛び立った。

「LCCあるある」に反する香港エクスプレスの実力

その1“座席狭し”じゃない! 足が結構伸ばせる!
  • 座った状態で、前の座席との差にしっかりとスペースを確保。これなら食事の際にも、窮屈な状態にならないだろう

    座った状態で、前の座席との差にしっかりとスペースを確保。これなら食事の際にも、窮屈な状態にならないだろう

 香港に向かったのは、編集部の180センチ超のオトコ2人。座席についた瞬間、口をついて出た言葉は「お、思ったより広い!」。LCCだからシートはかなり窮屈ではという先入観は、ヒザの前に拳が入る余裕のスペースに見事打ち砕かれた。普通のエコノミーと比べても遜色がない。落ち着いた色合いのシートは清潔感もあって、くつろいだ時間を過ごせそうだった。
  • 座席の幅を確保するためのスリムな構造。色調もまた、モノトーンでスタイリッシュ

    座席の幅を確保するためのスリムな構造。色調もまた、モノトーンでスタイリッシュ

  • 座席は1列あたり3席+3席の構成。白い壁や天井が座席とのコントラストを生み出している

    座席は1列あたり3席+3席の構成。白い壁や天井が座席とのコントラストを生み出している

その2“発着遅れ”がない! 定刻通りに出発
  • 搭乗したのは「焼売号」。同社保有13機のうち5機には、命名コンテストによって点心にちなむ名前がつけられている

    搭乗したのは「焼売号」。同社保有13機のうち5機には、命名コンテストによって点心にちなむ名前がつけられている

 LCCの印象として、「安かろう・悪かろう」ではないが、コストの削減が運航にも影響を与えていると考えている人もまだいるのではないだろうか。そんな不安を軽く吹き飛ばすように搭乗機は定刻どおりにテイクオフ! 香港にも、予定時刻よりも早く到着した。

 航空会社の運航情報をモニターしている独立系の会社「flightstats.com」によれば、「香港エクスプレス」が就航以来、香港の航空会社としてもっとも定時運航率の優れた航空会社であると発表。2015年上半期の定時運航率は82.7%を記録したそうだ。また、定評のある独立系リサーチ会社、「airlineratings.com」においても、安全性で最高ランクの7つ星の評価も得ているという。
その3“機内食にガッカリ”はなく、美味しい点心が食べられる!
 LCCでは、機内食は有料であることが一般的。小腹がすいたとなれば、さっそくメニューを見て飲茶セット(烏龍茶付きで70香港ドル=約1100円)を注文することに。しばらくして、食事を運んできてくれたのは日本人のCAさんだった。

機内で販売されているフードメニュー「EXPRESS CAFE」。点心以外にもスナック菓子、インスタント麺ほか、ドリンク類も充実

機内で販売されているフードメニュー「EXPRESS CAFE」。点心以外にもスナック菓子、インスタント麺ほか、ドリンク類も充実

 トレーに盛りつけられた点心を口にしてみると、なかなかの美味。勢いづいて、日本では売っていない日清の春雨ヌードルも食してみると、これもまたよし。到着前にすっかり香港気分を満喫していたのであった。
  • トレーに盛りつけられた飲茶セット。味は本格的

    トレーに盛りつけられた飲茶セット。味は本格的

  • ガッツリを求めると物足りないが、お世辞抜きに満足

    ガッツリを求めると物足りないが、お世辞抜きに満足

  • 日清食品(香港)の「上湯米粉」(春雨ヌードル)

    日清食品(香港)の「上湯米粉」(春雨ヌードル)

  • 日本で市販されていないことが悔やまれる美味しさ

    日本で市販されていないことが悔やまれる美味しさ

その4CAのユニフォームがスタイリッシュ! 日本人クルーも必ず乗機
 香港エクスプレスでは、2015年10月に制服を刷新。光沢のあるグレーを基調に、ジャケットはパープル。ポケットにグレーの指し色をアクセントにするなどスタイリッシュなデザインで、機体や内装と統一感を持たせたものになっている。また、CAの中には最低1名の日本人クルーが乗機しており、言葉に困ることもない。素敵な笑顔に旅の不安もすっかり解消されてしまった。

乗ってみての総評……一言でいえば「かなりコスパがいい!」 LCCを活用することで、旅行の価値を高めることを実感

 コストを抑えることがサービスの質を落とすものではないということを実感。統一感のあるデザインはスタイリッシュで、座席のスペースは申し分ない。有料で提供される食事も、十分に堪能できるものだったし、CAさんにもすっかり癒されてしまった。コストパフォーマンスは想像以上のもので、目的地までの快適な移動空間として成立していた。それは、LCCを利用することで旅行の価値を高めるというアンドリュー社長の思いがしっかりと伝わったものにほかならなかった。

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