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「人生に意味はない」AKB48グループで異彩を放つ“哲学系”メンバー
“哲学好き”の知性派キャラクター
確かに、須藤の一番のウリは“AKB48らしからぬ”キャラクターだ。偏差値67の才媛であり、将来の夢は哲学者(ちなみに愛読書はニーチェの『悲劇の誕生』だそう)という知性派。実際、ドラフト会議候補者プロフィールのインタビュー映像でも、「物事を知り、考え、判断する能力、それが知性」「頭めっちゃ良いんですよ!クラスで1位」と自ら発言。また、過剰なまでの“AKB48グループ愛”も特徴で、毎朝5時48分に起床するほど“48”という数字が好きで、憧れのメンバーと対面したときには号泣した。
注目を集めたブログやSNSなどを通した“発言”
また、須藤はトークアプリ「755」で幻冬舎社長・見城徹氏に「私は人生に意味は無いと考えています。決して悲観的に捉えているわけではなくて、人生に意味は無いんだから好きなように生きようぜ!というような風味です。(略)見城先輩は人生についてどうお考えですか」と投げかけると、見城氏は「君には気になる何かがある。かなりの確率でやがて売れるような気がします」と返答。見城氏からは「オリジナリティとセンスがあって面白い。頭もいいし。応援するよ」との“推しメン”発言まで飛び出した。
AKB48ファン以外にもアピールできるポテンシャルの持ち主
今年の5月、ロングヘアーをバッサリとショートにして、ファンたちに衝撃を与えた須藤だが、むしろ正統派美少女アイドルっぽさに磨きがかかったように思う。「ドリアン少年」発売に伴うメディア出演や、冠番組『NMB須藤凜々花の麻雀ガチバトル!りりぽんのトップ目とったんで !』を通して“可愛いだけ”ではないキャラクターが知られていけば、いわゆるオタクだけに留まらない、幅広いファン層を獲得できるポテンシャルを持っており、うまくいけば指原に続きバラエティ番組などでも重宝される存在となっていきそう。この先も、今までにないAKBの“可能性”として、自分の信じる道をとことん突き進んでいただきたいものである。
(文/五目舎)