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広瀬すずインタビュー『今までにない すごく不思議な感覚』

『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』の細田守監督の新作アニメ映画『バケモノの子』が公開される。声優に豪華キャストが名を連ねるなか、ヒロインの楓を演じたのが広瀬すず。ドラマ、映画、CMと旋風を巻き起こしている、いまもっとも旬な美少女が、初めての声優でも見事な輝きを見せた。

<動画インタビュー> 初挑戦の声優、バラエティ出演についても語る☆

より人間味を感じてもらいたくて

――アニメになじみはあったんですか?
広瀬私はバラエティが大好きで、小さい頃からアニメはあまり観ていなくて。声のお仕事の感覚とか全然わからなかったです。

――作品が完成して、キャラクターが自分の声で話しているのは、どう感じました?
広瀬今までにない、すごく不思議な感覚になりました。他の皆さんは本当にキャラクターに合っている声なのに、楓ちゃんは私の声で(笑)、ヘンな感じでした。

――すずさんの声も楓によく合っていましたが、楓には画や脚本からどんな印象を受けました?
広瀬すごく強い子だなと思いました。登場から図書館で騒いでいる子に注意していて、私ならそんなことはできませんけど、言葉も大人ですごく頼もしく見えました。器が大きくて、ひとりでしっかりと立っている感じがします。
――九太に勉強を教えてあげたり。
広瀬そういうこともありますし、怖いのに「(九太が)戦うんだったら、私も一緒にいる」という台詞があって、楓ちゃんの人格を表現していると思いました。人間って人を助けたいとは思っても、自分のすべてを預けてまで……というのは、なかなかできないことなので。

――そんな楓はどんなトーンで話すかとか、考えたんですか?
広瀬とくに意識しなかったです。むしろ、バケモノがたくさん出てくるなかの人間役だったので、普通でいいんだろうなと思いました。しかも、渋谷にいる女子高生だから、より人間味を感じてもらいたくて、フラットにやりました。

――進学校に通っている設定通りの聡明さも感じましたが、そこもとくに意識したわけではなく?
広瀬自分の感情を説明するシーンがあって、そこは堂々とやったほうが頭の良さというか、“できる”というのを表現できるかなと思いました。

細田監督に「シビれた」と言ってもらえた

――やっぱり同じ演技でも、ドラマや映画とはだいぶ違いましたか?
広瀬映像は自分自身が台本から感じ取ったことを表現していくものだと思うんですけど、アニメーションはもう画があって、世界観が作られていて。楓ちゃんは九太の支えになっているから大事な言葉が多くて、それを短い尺のなかで早く伝えないといけない。しかも、もともと自分が感じ取ったものでないことを、画に合わせながらお芝居するのが、初めての経験で大変でした。でも、楽しかったです。

――その楽しさも映像とは違うものでした?
広瀬声の強弱の表現が、映像よりわかりやすく出るので。そこはこれから映像でも役立つと思います。声優も細田監督の作品でまたやらせていただけたらうれしいです。すごく細かく感情が描かれているわけではないのに、ふとしたひと言やキャラクターの表情で「こう考えているんだろうな」というのが見えるのが、細田監督ならではなのかなと感じました。
――今回、とくに楽しかったシーンというと?
広瀬楓ちゃんが九太にビンタするシーンです。そこでお互いが大切な存在だとわかって、ふたりの距離が縮まるので、大事にやろうと思って。細田監督に「シビれた」と言ってもらえて、うれしかったです。

――この作品では九太と師匠の熊徹の関係が描かれていて、楓も人間界での九太の師匠のような存在ですが、すずさんが師匠だと思っているような人はいますか?
広瀬この前、綾瀬はるかさんと長澤まさみさんと『バケモノの子』にも出ているリリー・フランキーさんと話していたとき、リリーさんに「すずは将来きっと、はるかみたいになる」と言われたんです。

――綾瀬さんのような女優になる、という意味ではなくて(笑)。
広瀬「はるかが天然という言葉では表せないぐらい飛んでいるのは、誰もが知っている。すずもそうなる予感がする」と、リリーさんにしみじみ言われて。綾瀬さんからも「同じ匂いがする」と(笑)。でも、綾瀬さんはオンとオフでは印象が全然変わって、お芝居もすごく上手で尊敬しているので、「じゃあ、今日から綾瀬さんがお師匠さんです」ということになりました。

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