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「NOワイヤー、NOスタント」ケイン・コスギ、“アクション俳優”として誇り

 10年前にハリウッド進出を果たし、ワールドワイドなアクション俳優として活躍するケイン・コスギ。最新ハリウッド映画『ニンジャ・アベンジャーズ』のDVD化にともないORICON STYLEのインタビューに応じてくれた。ワイヤーアクション全盛の今、あえて体ひとつでストイックなまでに役に取り組む、アクション俳優としての誇りを明かしてくれた。

体ひとつでチャレンジしたいという気持ちが強かった

――『エクスペンダブルズ2』にも出演したスコット・アドキンスとのダブル主演のハリウッド映画『ニンジャ・アベンジャーズ』がDVD化されましたが、血沸き肉踊るというのはまさにこのことですね。やっぱり男の子だったら、体を張ったアクションには痺れます
ケイン・コスギありがとうございます。今作の監督であるアイザック・フロレンティーンさんとは、10年前にハリウッド進出を決めた際に何回かお会いして、「いつか一緒に仕事したいね」と言われていたんですけど、なかなかチャンスが無くて。今回やっと実現したので、決まった時は凄く嬉しかったですね!

――夢が叶った瞬間だったワケですね。今作には優秀なアクション作品を手掛けてきたスタッフが集結してますからね。
ケインずっと世界のアクション監督、アクション俳優と仕事がしたい、勝負がしたいと思っていたので。やっぱり、ジャッキー・チェンさんやジェット・リーさんなどは体ひとつで世界に挑戦して勝ち取ってきたワケですから。今回共演したスコット(アドキンス)さんは、ジャン・クロード・ヴァンダム以来の本格的な白人アクションスターなので、いつか共演したかったんです。

――今作を観て改めて感じたのは“本物同士”だからこその説得力というか。痛さがしっかりと伝わるアクションですよね。
ケインそうですね(笑)。監督と最初に話した際に言われたのは、「この作品はワイヤーを一切使わないでやろう!」ということだったんです。ここ10年くらい、アクション映画には必ずワイヤーが使用されているじゃないですか?

――ワイヤーアクションが当たり前という風潮が確かにありますよね。
ケインそうなんです。僕自身、ブルース・リーやジャッキー・チェンさんを観て育ったので、彼らのように体ひとつでチャレンジしたいという気持ちが強かったのですぐに賛同しました。

――ワイヤーアクションがスタンダードになってからアクションの幅は広がったと思うんですけど、やっぱり心のなかで「でも、ワイヤーだし…」という気持ちがどうしても芽生えてしまって。
ケインやっぱり観ている人にも伝わってしまいますよね。もちろん、それを理解したうえで楽しむことも悪いことではないんですけど。

体脂肪率6〜7%なんですけど、2ヵ月で4%

――ただ、今回の『ニンジャ・アベンジャーズ』がワイヤーを一切使用せずにアクションに臨んだと聞いて、正直信じられなかったんです。とても人間ワザとは思えない動きだったので。
ケインそれは凄く嬉しいです(笑)。体一つでワイヤーに負けないアクションを今回の作品では目指していたので。

――ケインさんとスコットさんによる最後の戦いを見ると、さすがトップアスリート!って、思わず膝を打ちました。 俳優の前にまず“武人”であるということが再確認できるし、アクションに対するこだわり、気概を感じました。
ケイン僕もそうですけど、スコットさんも子どもの頃から武道を修めています。今作への出演が決まった際、絶対にスコットさんとの戦いがあると思っていたので、お互いのアクションへの思いのぶつかり合いになるなって。

――ケインさん、スコットさん各々が考える理想のアクションが融合した結果が今回の『ニンジャ・アベンジャーズ』になったと。
ケインはい。ですから撮影に入る前に2ヵ月間トレーニングにあてて体をしっかり絞って。

――ケインさんって常に絞っているイメージがありますけど、それ以上絞ったんですか(笑)。
ケイン普段は体脂肪率6〜7%なんですけど、もっともっとキレのある体にしたかったので、2ヵ月で4%にしました。

――4%! ちょっと常人には考えられません(笑)。
ケイン人生で一番搾りましたねぇ。あ、ヒゲも人生で一番長かったです(笑)。

――アハハハハ! 確かにヒゲ面のケインさんというのも新鮮でしたよね(笑)。やっぱり爽やかで健康的なイメージがあるじゃないですか。
ケインそうですかね(笑)。今回はスコットさんの先輩役ということなので、どうしても若く見えてしまうので、とことん伸ばしてみました。

――でも、本当に現場の熱量が伝わってくる作品でしたよ。アクション俳優としてのプライドを見せつけてやるっていう意気込みといいますか。
ケインありがとうございます。やっぱり、スコットさんと共演するということで、ほかの俳優さんとアクションをするのとは違いましたね。彼も子供のころから武道をやっていたので。撮影に入る前、彼も忙しいので、ほとんどリハーサルが出来なかったんです。でも、本番では凄くやりやすかったんです。

――阿吽の呼吸ですか?
ケインはい。間とかタイミングが一緒に練習していなくても合うんですよ。それは今までにない楽しさでしたね。

――それはやっぱり本物同士だからなんでしょうね。アクションスターの前にお二人とも武道家としての側面がまずありきなので。そこで共鳴する部分があった?
ケインそうですね。だから、凄く安心して出来ました。安心できるからこそ思いっきりイケるというか(笑)。

――やっぱり信頼関係ですよね。互いにリスペクトが無ければ大けがをしてしまう可能性もありますもんね。今作を観ても本気で当ててるとしか思えないですし(笑)。
ケインアハハハハ! 本気で当ててるように見えたなら成功ですね(笑)。それがやっぱりアクション映画の醍醐味なんです。つまり、いかにリアリティを持たせることが出来るか? なんです。

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