(更新:)
ORICON NEWS
吉沢亮を舞台稽古場で直撃!人気若手俳優が明かした不安と焦りとは?
芝居のなかで遊びを入れる余裕がない
「自分のなかで、芝居に対してもう少し突き詰められる部分があるんじゃないかという不安があって、もう本番が来てしまうという焦りがあるんです。ヨーロッパ企画の方々のチームワークがすごく良くて、楽しみながら稽古はできているんですけど……。みなさんのように、芝居のなかでちょっと遊んでみたりといった余裕が僕には無いので、そういう部分でも少し焦っています」
通し稽古を終えた直後ということもあり、リラックスした表情で語る吉沢。手練の舞台俳優たちに囲まれているなかで、本人は気づかないところで日々成長していることだろう。共演者たちからは演技のアドバイスを受けることはほとんどなく、自ら俳優たちを見て勉強しているという。
今回の舞台では、ゲームセンターを舞台にする物語とともに、芝居とリンクした特殊な映像演出も注目されている。吉沢に同作の観て欲しいポイントを聞くと、コメディとしての笑いの要素と、その映像を挙げる。
「ステージの右後方に大きいスクリーンがあって、そこに僕が身体を動かしたアクションが、リアルタイム・モーションキャプチャーで実際にゲームのキャラクターが動いているように映し出されます。そのほかにも、キャストがカメラを持って演じながら、その映像がスクリーンに映しだされたりとか。新感覚の舞台になるんじゃないかな」
ゲームという枠に収まりきらない物語
「上田さんの脚本でやらせていただくのは初めてです。なんとなくのシナリオがあるなかで、エチュード(即興劇)から始めて、そこからセリフができあがっていきます。最初から台本があるのではなくて、そういったテンションで作り上げていくので、舞台上でアドリブがたくさんあるんです。稽古を重ねるたびにそこは変わったり……。そういうのがとても新鮮で、不安もあるけれど舞台上ではアドリブの部分だったりいろんなことを楽しめたらと思っています」
舞台も観客と直接触れ合うことができる場所のひとつだが、今年のカレンダー握手会での吉沢のファンへの対応は“神対応”と称され、大変な盛り上がりをみせていた。観客と顔をあわせることについて聞いてみると、満面の笑みを浮かべる。
「ファンの方々と直接会えたり、近くで話ができる機会はあまりないので、僕も楽しみましたし、みなさんが楽しんでいただけていればうれしいです。短い時間でしたがいろいろ声をかけてくださって、生の声援を聞けたことがすごく励みになりました。あと、全国でこれだけたくさんの方が応援してくれているんだというのがわかったのも本当にうれしくて。これからもがんばっていかなくてはと思っています。まずは舞台の応援よろしくお願いいたします!」