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ORICON NEWS
BEYOND2020『日本的ラッピングに宿るおもてなしの精神、 Kimonoボトルカバー』
これはテーブルコーディネーターの光田愛氏が、ニューヨークやパリをはじめ、欧米で行っていた「風呂敷ラッピング」のデモンストレーションへの反響の多さから着想を得て、誕生した。着物生地を使用した手作りで、ワインやシャンパン、日本酒、焼酎など様々なサイズのボトルで使用可能。品質にこだわったファーストラインと、帯装着を簡易化したセカンドライン、計23 柄をラインアップする。
ひと目見ただけでも伝わる、日本人のきめ細やかさを象徴するアイテムである。しかし、この商品で、特に注目されるのは、光田氏がこだわったという“着せる”という部分にある。ボトルカバーとしての使い勝手を考えれば、かぶせるだけにもできたが、これはボトルに着物を着せ、帯を巻き、扇を指す手順が必要となる。贈られる人、迎える人を想った心づくしのおもてなし。それはただ見た目を整えるだけでなく、手間暇かけて準備する過程にこそ宿る。日本文化を伝えるという意味でも価値のあるアイテムだと言える。
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