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来年公開の映画『わが母の記』(原田眞人監督、主演・役所広司)がカナダで開催されていた『第35回モントリオール世界映画祭』で最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞し、29日、配給する松竹を通じて監督、キャストが喜びのコメントを寄せた。「愛し続けることの素晴らしさ」や家族のあり方を描き、役所は「日本の家族の姿を世界の人々に観ていただけて、そして受け入れてもらえたことがとても嬉しいです」と感激のコメント。 現地で授賞式に出席した樹木希林は「この映画の日本は今、原発という人災により、空気も壊れ、水も壊れかけています。私たちはこのような賞を頂いても、嬉しいような情けないような気持ちですが、心して頂きます。美しい映画、と審査員に言われました。そういう日本でありたいと思いました」と授賞式で述べた後、現在、京都で別作品を撮影中の原田監督と役所に電話を入れ、喜びを分かち合った。

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  • 授賞式に出席した樹木希林(左)と原田眞人監督(右)
  • 壇上で喜びを語る樹木
  • 映画『わが母の記』より (C)2012「わが母の記」製作委員会
  • 映画『わが母の記』より (C)2012「わが母の記」製作委員会
  • 映画『わが母の記』より (C)2012「わが母の記」製作委員会
  • 映画『わが母の記』がモントリオール審査員特別グランプリを受賞、授賞式で喜びを語った樹木希林(左)と原田眞人監督(右)
  • 『第35回モントリオール世界映画祭』授賞式の模様

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