2008年8月の三宅島大噴火で、離れ離れになった家族と飼い犬の実話をベースにした映画『ロック わんこの島』(中江功監督、7月23日公開)の完成報告会見が9日、都内で行われ、主人公の家族、野山一家を演じた佐藤隆太、麻生久美子、子役の士師野(はしの)隆之介(8)、倍賞美津子が出席した。父・松男役の佐藤は「子どもと正面から向き合う父親役は初めてだった」と撮影を振り返り、「理想の家族像を描けた。改めて自分の家族と一緒にいる時間大切にしたいと思った」と胸中を語った。
大噴火により全島民が避難する際、飼い主と離れ離れになって島に残り、災害に負けずたくましく生き抜いた一匹の犬の実話をもとに、「三宅島の大噴火のことを風化させたくなかった」(臼井裕詞プロデューサー)と、同作を企画。ロックの飼い主家族を通して、噴火時の離散、避難後の慣れない都会での生活、ロックとの苦渋の別れなどを盛り込んだオリジナルストーリーで、家族の在り方、故郷への想い、生きていく力を描く。
撮影は昨年10月に始まり、40日間に及ぶ三宅島ロケを経て、今年2月上旬まで行われた。編集作業中に3.11東日本大震災が起こった。このほど完成したばかりの同作を観た佐藤は「静かに力強く前に進んでいく家族を描ききれた。震災とつながってしまう部分もあると思うが、少しでも観てくれた人の力になれれば」と願をかけた。
麻生にとっても野山一家は「理想的で、憧れの家族。私にはまだ子どもがいないのですが、この映画の家族のように一緒に楽しく生活できたら。家族はいてくれるだけで、頑張れる、力になってくれる存在です」。
「皆さんが支えてくれたおかげでこういう映画が出来上がりました。ぜひ、家族みんなで観に来てください」と大人顔負けのあいさつをした士詞野は、ロックを生まれた時から育ててきた少年・芯を演じ、犬との共演シーンも多かったが、「佐藤パパも麻生ママも優しかった。監督は、ちょっと怖かったけれど、優しかった」と撮影を振り返った。
会見場にはゴールデンレトリーバーのロックも駆けつけ、久しぶりに野山一家が勢ぞろいした。佐藤はロックのことを「すごくかわいくて、癒された。撮影に時間がかかったこともあったが、お利口さんで、頑張ってくれた」と褒めたが、ロックはなぜか倍賞にばかり抱きついて、甘えていた。
なお、東日本大震災の被災地の子供たちのために、同作の製作出資社の収益から、劇場鑑賞者一人あたり6円に相当する金額が、FNSチャリティキャンペーンとして、ユニセフ協会を通じて被災地に寄付される。
◆映画ニュース 最新情報|インタビュー
大噴火により全島民が避難する際、飼い主と離れ離れになって島に残り、災害に負けずたくましく生き抜いた一匹の犬の実話をもとに、「三宅島の大噴火のことを風化させたくなかった」(臼井裕詞プロデューサー)と、同作を企画。ロックの飼い主家族を通して、噴火時の離散、避難後の慣れない都会での生活、ロックとの苦渋の別れなどを盛り込んだオリジナルストーリーで、家族の在り方、故郷への想い、生きていく力を描く。
撮影は昨年10月に始まり、40日間に及ぶ三宅島ロケを経て、今年2月上旬まで行われた。編集作業中に3.11東日本大震災が起こった。このほど完成したばかりの同作を観た佐藤は「静かに力強く前に進んでいく家族を描ききれた。震災とつながってしまう部分もあると思うが、少しでも観てくれた人の力になれれば」と願をかけた。
麻生にとっても野山一家は「理想的で、憧れの家族。私にはまだ子どもがいないのですが、この映画の家族のように一緒に楽しく生活できたら。家族はいてくれるだけで、頑張れる、力になってくれる存在です」。
「皆さんが支えてくれたおかげでこういう映画が出来上がりました。ぜひ、家族みんなで観に来てください」と大人顔負けのあいさつをした士詞野は、ロックを生まれた時から育ててきた少年・芯を演じ、犬との共演シーンも多かったが、「佐藤パパも麻生ママも優しかった。監督は、ちょっと怖かったけれど、優しかった」と撮影を振り返った。
会見場にはゴールデンレトリーバーのロックも駆けつけ、久しぶりに野山一家が勢ぞろいした。佐藤はロックのことを「すごくかわいくて、癒された。撮影に時間がかかったこともあったが、お利口さんで、頑張ってくれた」と褒めたが、ロックはなぜか倍賞にばかり抱きついて、甘えていた。
なお、東日本大震災の被災地の子供たちのために、同作の製作出資社の収益から、劇場鑑賞者一人あたり6円に相当する金額が、FNSチャリティキャンペーンとして、ユニセフ協会を通じて被災地に寄付される。
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2011/06/09