ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

成宮寛貴、4年ぶり主演舞台で高揚「きっと何かが変わる」

 芸能活動11年目を迎えた俳優・成宮寛貴(28)が、7月24日から始まる主演舞台『太陽に灼かれて』(東京・天王洲銀河劇場)でピアノ演奏とタップダンスを披露する。ドラマ、映画と順調に俳優業を続ける成宮だが、「マンネリするのは嫌なんです。どうなるかわからないところに自分を置きたい」と4年ぶりの舞台出演で、新たな“芝居”に挑む。目先のものに対して実直に「仕上げたい」一心で向き合うといい、今作で「きっと何かが変わる」という大きな期待感にあふれている。

成宮寛貴(C)ORICON DD inc. 

成宮寛貴(C)ORICON DD inc. 

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 小栗旬と共演した『お気に召すまま』(2007年)以来の舞台。成宮はORICON STYLEの取材に開口一番「タイミングが良かった」と切り出した。「11年目に入って、さらに積極的に仕事をしたいと思っていた時。良質な仕事をやらせてもらってるけど、今までと違う流れが欲しくて、生でやる舞台の良さに興味がわいていた」という。

 今回はこれまでの演技にないアクティブさが求められるが、「ピアノは子供の頃に3、4年経験があって、ちょうど1年前からリフレッシュ法として弾き始めていた」と、これまた偶然の巡り合わせ。「僕、楽譜が読めないんですけど、暗記しますよ」と笑う余裕も。初めて挑むタップは「盛り上げるポイントになりますから」と練習に余念はなく、「生でやることって、本当に貴重なんですよ」と自然と身体は前のめりだ。

 同作は、1994年度のアカデミー賞外国語映画賞とカンヌ国際映画祭グランプリをダブル受賞した映画をモチーフに、1930年代のスターリンの大粛清をテーマに描く人間ドラマ。軍の指令で無理やり外国に送り込まれ、最愛の人と11年間引き裂かれた主人公ミーチャ(成宮)が、ロシア革命の英雄コトフ大佐(鹿賀丈史)と妻マルーシャ(水野美紀)、その娘ナージャ(美山加恋)の家族のもとに現われ、復讐劇を展開する。

 復讐に燃えるミーチャ。「恋するピュアな部分と追いやっていく部分との葛藤や、久しぶりに戻ってきて目の当たりにする幸福への違和感を出せたら」と意気込む成宮自身は、「自分は復讐ってしないですね〜。そういうことをされたら、され返されると思ってるから」。

 数々の舞台を手掛ける演出家・栗山民也氏との初タッグで、自身のどの部分が引き出されるのか――考え出すほど「楽しみですし、光栄ですね」。鹿賀とも初共演で「純粋に嬉しいですね。板の上で会う鹿賀さんがどう見えるか。興味がありますね」と、名俳優との至極の時間に早くも興奮は抑えられない様子だった。

 「舞台をやると、パワフルになれるので、きっと何かが変わると思う」。成宮が目指す“何か”とは「お芝居は答えがあるわけではないし、追及していってもずっと答えが出ないもの。そんななか今回の舞台で、自分が進んでるって感覚、実感が欲しいんです」という。ラストに狂気を爆発させていく難役を通じて、さらに一皮向けた俳優・成宮寛貴の姿が見られる日はそう遠くはない。

◆成宮寛貴 主演舞台『太陽に灼かれて』チケット発売情報

関連写真

  • 成宮寛貴(C)ORICON DD inc. 
  • 成宮寛貴(C)ORICON DD inc. 
  • インタビューを受けた成宮寛貴(C)ORICON DD inc. 

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索