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さくら、初舞台で“妊婦役”に挑戦!!

 女優のさくらが、舞台『saigoノbansan』(4月5日〜10日・青山円形劇場)で初の舞台挑戦、さらに初の“妊婦役”に挑んでいる。稽古中に東日本大震災が起こり、様々な葛藤の中で舞台をやり遂げることを決心したさくら。「自分の存在価値に疑問を抱いた。現実で地震が起きている中で、自分の職業や自分がやるべきことを改めて考えさせられました」という彼女が、自身の現在の想いを明かしてくれた。

初挑戦する舞台『saigoノbansan』への意気込みを語るさくら 

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 同作は、“世界の終焉”を目前に迎えた近未来の日本を舞台に、残された人々が残された時間をいかに過ごすかを模索、苦悩する様を描く。終わりゆく世界の中で、新たな命を授かったココ(さくら)は、夫の行動に疑問を抱きながらも愛し続ける。無償の愛を捧げるココの想いが“明日への一歩”を感じさせる、濃厚なヒューマンドラマとして成立している。

 「舞台はずっとやりたかったんです。もともと生放送法が凄く好きで、リアルタイムでお客様の反応を感じるのが好きだったので」と、今回の出演オファーについて非常に気合をのぞかせていた。だが、先ごろの東日本大震災を受けてのエンタメ業界全体の自粛ムード、同作のタイトル自体も、一見不謹慎に捉えられるおそれがあり、出演についてもかなりの葛藤あった。

 「正直、日々葛藤でした。自分の存在価値自体に疑問を抱いたりもしましたし……。現実で地震が起きている状況の中で、自分の職業のこと、自分がやるべきことを考えさせてられました。でも、この作品は『saigoノbansan』というタイトルですけど、決して“終わり”の話ではなく、“新たな始まり”の話なんです。不安ではありましたけど、希望を届けたいという気持ちは全員一緒でした。やると決めた以上、人に届けることって、中途半端な気持ちでは届かないと思うので」と“今、自分が出来ること”を選択する決意を固めた。

 初の舞台ということに加え、初の妊婦役ということでも苦悩する日々が続いたというさくら。「完全に動ける妊婦になってまして(笑)。母親としての意識、身ごもっている感覚というのは、やっぱり掴むのは難しいです。稽古前からもお腹にクッションを入れて、ちょっとコンビニに行くときもそのまま行ったり。そうしていくうちに段々とお腹の赤ちゃんと行動を共にする感覚がわかってきた」と振り返る。

 2002年から芸能活動か開始し、さまざまな経験を積んできたさくらにとっても、今作は分岐点となりそうだ。「初めてのことやらせてもらうのは、凄く嬉しいしけど、凄く不安だし凄く恐怖心があるのも事実。それを良い意味で素直に受け入れられるような年齢になったなって(笑)。いろいろな経験をさせてもらっての今があるので、今回の作品でも新たな場所に連れて行ってくれると思うんです。気持ちを届けるということは本当に難しいことですけど、届くということを信じています」。

 劇団TEAM-ODAC・第9回本公演『saigoノbansan』は今月10日まで東京・青山円形劇場にて公演。

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