ファンタジー映画『ナルニア国物語』シリーズで、“頼もしの君”ルーシーを8歳の時から演じている英女優ジョージー・ヘンリー(15)。最新作『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』(マイケル・アプテッド監督、2月25日公開)では、前2作よりさらに成長した姿をみせている。このほど3度目の来日を果たしたジョージーは「今の私があるのはルーシーのおかげだと心から思っているわ」とインタビューに応じ、ずいぶん大人びた雰囲気を醸しだしていた。
1995年7月9日、英ウェスト・ヨークシャーに生まれたジョージーは、『ナルニア国物語』のオーディションで2000人以上の中からルーシー・ペベンシー役を射止め、『〜第1章:ライオンと魔女』(2005年公開)で映画デビューした。
「幼い頃は、映画に出演することが趣味のようなものだった。『ナルニア』の1作目に出演した時も、作品がヒットするかどうかなんて考えてもいなかったし…。でも、映画が公開された後、世界中の人たちからお手紙をいただくようになって、自分のお芝居が多くの人に影響していることを自覚するようになりました。私は女優として素晴らしいスタートを切ることができたし、これからも女優をやっていきたいという気持ちにさせてくれたのも、ルーシーのおかげです。彼女は私の一部みたいなものでした」
『ナルニア国物語』は、英国の作家C.S.ルイス(1898年〜1963年)が1950年から1956年にかけて発表した全7巻からなるファンタジー小説が原作。ライオンの姿をした万物の王アスランが創りだした神秘の国、ナルニアの2555年間にわたる興亡を綴った壮大なクロニクル(年代記)で、調和に満ちた豊かで美しい国ナルニアが、邪悪な心を持つ白い魔女が率いる闇の勢力や、テルマール人による脅威にさらされたのち、最後の審判を受けて滅亡するまでを描いている。
最新作は、前2作で活躍したペベンシー兄妹(エドマンドとルーシー)の最後の冒険を描き、『ナルニア』ファンの間で最も人気の高い第3巻『朝びらき丸 東の海へ』が原作。
光を奪う邪悪な“霧”からナルニアを守るため、王となったカスピアンがアスランのいる海の果てを目指して航海しながら、さまざまな誘惑や妄想の化身たちとの戦いを繰り広げる。ルーシーは思春期を迎えたところで、姉のスーザンのように美しくなりたいとコンプレックスを抱き、虚栄心が試される。
15歳のジョージーも思春期? 「私はコンプレックスとはちょっと違うかもしれないけれど、素晴らしい映画を観ると、自分もその作品に出演したかったと思うことはあるわ。それと、自分でも不思議なんですが、高いところに上ると飛び降りてみたくなっちゃうの。別に自殺願望あるわけじゃないんだけど、飛び降りたらどんな感じか、試してみたいという誘惑に負けそうになる(笑)。一度、バンジージャンプにでも挑戦してみたら、気が済むのかもしれませんけれどね」
アスラン王から「もうナルニアには戻れない」と告げられるルーシーとともに、ジョージーも『ナルニア』から“卒業”する。「原作を読んでいたのでわかってはいたんですが、いざ出来上がった映画を観たときは、何かパンチでも受けたようなショックを感じました」と振り返る。「ルーシーは、きっと新しいスタートを切って、『ナルニア』とは違う世界に向かって人生を歩んでいくと信じています」とジョージー。その言葉は、そっくりそのままジョージー自身にも向けられる。『ナルニア』後のジョージーの活躍も楽しみだが、まずは彼女とルーシーの最後の冒険を見届けよう。
【動画】映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』予告編⇒
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1995年7月9日、英ウェスト・ヨークシャーに生まれたジョージーは、『ナルニア国物語』のオーディションで2000人以上の中からルーシー・ペベンシー役を射止め、『〜第1章:ライオンと魔女』(2005年公開)で映画デビューした。
「幼い頃は、映画に出演することが趣味のようなものだった。『ナルニア』の1作目に出演した時も、作品がヒットするかどうかなんて考えてもいなかったし…。でも、映画が公開された後、世界中の人たちからお手紙をいただくようになって、自分のお芝居が多くの人に影響していることを自覚するようになりました。私は女優として素晴らしいスタートを切ることができたし、これからも女優をやっていきたいという気持ちにさせてくれたのも、ルーシーのおかげです。彼女は私の一部みたいなものでした」
『ナルニア国物語』は、英国の作家C.S.ルイス(1898年〜1963年)が1950年から1956年にかけて発表した全7巻からなるファンタジー小説が原作。ライオンの姿をした万物の王アスランが創りだした神秘の国、ナルニアの2555年間にわたる興亡を綴った壮大なクロニクル(年代記)で、調和に満ちた豊かで美しい国ナルニアが、邪悪な心を持つ白い魔女が率いる闇の勢力や、テルマール人による脅威にさらされたのち、最後の審判を受けて滅亡するまでを描いている。
最新作は、前2作で活躍したペベンシー兄妹(エドマンドとルーシー)の最後の冒険を描き、『ナルニア』ファンの間で最も人気の高い第3巻『朝びらき丸 東の海へ』が原作。
光を奪う邪悪な“霧”からナルニアを守るため、王となったカスピアンがアスランのいる海の果てを目指して航海しながら、さまざまな誘惑や妄想の化身たちとの戦いを繰り広げる。ルーシーは思春期を迎えたところで、姉のスーザンのように美しくなりたいとコンプレックスを抱き、虚栄心が試される。
15歳のジョージーも思春期? 「私はコンプレックスとはちょっと違うかもしれないけれど、素晴らしい映画を観ると、自分もその作品に出演したかったと思うことはあるわ。それと、自分でも不思議なんですが、高いところに上ると飛び降りてみたくなっちゃうの。別に自殺願望あるわけじゃないんだけど、飛び降りたらどんな感じか、試してみたいという誘惑に負けそうになる(笑)。一度、バンジージャンプにでも挑戦してみたら、気が済むのかもしれませんけれどね」
アスラン王から「もうナルニアには戻れない」と告げられるルーシーとともに、ジョージーも『ナルニア』から“卒業”する。「原作を読んでいたのでわかってはいたんですが、いざ出来上がった映画を観たときは、何かパンチでも受けたようなショックを感じました」と振り返る。「ルーシーは、きっと新しいスタートを切って、『ナルニア』とは違う世界に向かって人生を歩んでいくと信じています」とジョージー。その言葉は、そっくりそのままジョージー自身にも向けられる。『ナルニア』後のジョージーの活躍も楽しみだが、まずは彼女とルーシーの最後の冒険を見届けよう。
【動画】映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』予告編⇒
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2011/02/24