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道尾秀介『月と蟹』、直木賞効果で初のTOP100入り

【ランキング表】
BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

 若手作家・道尾秀介氏の『月と蟹』(文藝春秋/2010年9月発売)が、17日発表された「第144回直木賞」受賞効果で急上昇し1/31付オリコン“本”ランキングで発売5ヶ月目で初めてTOP100入りした。週間売上0.9万部で前週のBOOK(書籍総合)部門100位圏外から39位に駆け上がり、文芸書部門でも50位圏外から4位と大きく順位を上げた。

第144回直木賞を受賞した『月と蟹』(文藝春秋) 

第144回直木賞を受賞した『月と蟹』(文藝春秋) 

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 『月と蟹』は、恵まれない家庭環境に育った10歳の少年二人が「ヤドカミ様」なる願い事遊びによって救いを求めるさまを描いた物語。同書のBOOK部門最高位は、初登場した昨年9/27付の212位。受賞 “特需”のほか、23日放送の密着ドキュメンタリー『情熱大陸』(MBS・TBS系)でも紹介されたことから、次週以降の売上にも期待がかかる。

 道尾氏は、2004年の作家デビュー作『背の眼』で「第5回ホラーサスペンス大賞」特別賞を受賞。“道尾マジック”とも称される独特の世界観で描かれた作品の数々は、実力と人気を兼ね備える。直木賞には『カラスの親指』(第140回)、『鬼の跫音』(第141回)、『球体の蛇』(第142回)、『光媒の花』(第143回)と連続で候補に上げられており、今回5回目のノミネートでの受賞となった。

 そのほか、今週の同部門は、99歳の遅咲き詩人・柴田トヨさんの詩集『くじけないで』(飛鳥新社/2010年3月発売)が、1/17付から3週連続で首位を獲得(累積実売:81.5万部)。25日発表の「2011年本屋大賞」にノミネートされた、東川篤哉氏のミステリー小説『謎解きはディナーのあとで』(小学館)は、前週から順位を上げ4位にランクインしている。

■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店(未来屋書店/ミライア/ブックバーン/LE MIRAI/MIRAIYA SHOTEN)、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO ほか全国書店1717店舗(WEB通販含む)※2010年10月18日付現在(五十音順)

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表する。

■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。詳しいお問い合わせは、弊社広報企画部までお願いいたします。



【ランキング表】 BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

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