女優で音楽家の松下奈緒が1日未明、東京・渋谷のNHKホールで『第61回NHK紅白歌合戦』終了後に報道陣の取材に応じた。初司会を終えた松下は、終了直後に和田アキ子から「今日はあなたにこれをあげます」とかけてもらったという“日本一の司会者”と書かれたたすきを下げて登場。たすきを見てはにかみながら「重みを感じます。プレッシャーと緊張に押しつぶされそうだったんですけど、歌手の方の力に励まされるのを実感して、最後は笑顔で終われました」と大仕事の感想を語った。

　紅組は惜しくも負けてしまったものの、「最後のエンディングでは『今年こそ勝つんじゃないの？』って先輩方からねぎらいをいただけました」と団結力はバッチリだったという。また自身もヒロインとして好演した同局の朝ドラ『ゲゲゲの女房』の主題歌「ありがとう」をピアノで披露し、「演奏中に泣きそうになり、ゲゲゲの家族が来てくれて泣きそうになり、いきものがかりさんの歌で泣きそうになり……」と充実のステージを振り返った。

　奇跡の復活を果たした桑田佳祐のステージには「お姿を拝見して、おかえりなさいって気持ちになりました。小さい頃からすごく好きだったので、ご一緒させていただけたのはすごく光栄」と感激。共に初司会を務めた嵐には「言葉に詰まりそうになったときにはフォローしてくださったり、5人に盛り上げて助けていただきました」と感謝し、「あっという間でした。緊張の糸がぷっつり切れたような……今年の正月は寝正月になりそうです」と苦笑いを浮かべていた。

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