歌手の郷ひろみが29日、東京・渋谷のNHKホールで『第61回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ。1955年生まれの55歳、節目の“GOGO イヤー”を9年ぶりの『紅白』で締めくくる。「声の調子もいいし、音が聞こえてくれば自然と体が動く」と準備万端の郷は、同番組への出演を機に病気療養から復帰する歌手の桑田佳祐に向けて、「学年が同じ（1956年2月26日生まれ）なので、すごく心配していた。（出演が決まって）楽しみ。炸裂してほしい」とエールを送った。

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　歌唱曲は、今年10月に発表した新曲「愛している」のバラードから始まり、NHK『みんなのうた』の「僕らのヒーロー」を挟んで、「男願 Groove!／強引 Love!」へとつながる約4分あまりのメドレー。リハーサルでは、フルコーラスで2回、全力で歌い踊った。本番さながらのパフォーマンスにも、「ジャケットプレーとか仕掛けがあるので、そこがうまくいくか。タイミングを間違えないようにしないと」と気を引き締めていた。

　「男願〜」をリリースした昨年をホップとして、自ら“ビックバースデー”と呼んだ今年は、全国ツアー（55ステージ）とクリスマスディナーショー（35ステージ）を完走。郷は新年に向けての抱負を「いいステップが踏めたと思う。来年はジャンプ。デビュー40周年で、さらなる飛躍を狙いたい」と語った。

　『第61回 NHK紅白歌合戦』は「歌で つなごう」をテーマに31日午後7時30分から11時45分まで放送（途中、午後9時25分から5分間のニュース中断あり）。これまでの対戦成績は紅28勝、白32勝。

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