韓国ドラマ界屈指の人気を誇る3人、ソ・ジソブ、キム・ハヌル、ユン・ゲサンが共演したドラマ『ロードナンバーワン』(全20話)。ちょうど60年前に起きた朝鮮戦争を背景に、3人の男女の愛と友情を描いた感動作がDVD化され、2011年1月1日より発売&レンタル開始される。このほど主役の3人がそろって来日し、ORICON STYLEらのインタビューに応じた。同作は、130億ウォン(約10億円)という巨額の制作費、完全事前制作という韓国ドラマとしては、異例尽くしの大作で、プロモーションも映画並みに力が入る。
名家の娘と下人の息子、身分は違えど、幼い頃から共に育ち、想いを通わせてきたジャンウ(ジソブ)とスヨン(ハヌル)。やがて成長したジャンウは、医者を目指すスヨンの学費を稼ごうと軍隊に志願、パルチザン討伐に赴く。しかし、ジャンウの帰還を待ち続けるスヨンのもとには、彼の戦死通知書が…。絶望するスヨンを救ったのは国軍少尉のテホ(ゲサン)だった。スヨンとテホは結婚することに。ところが、結婚式の前日、死んだはずのジャンウが帰還。当惑する3人を引き裂くように、朝鮮戦争が勃発する…。
ジソブは、日本の視聴者に向けて「あくまでも戦争の部分は時代背景であって、その中に描かれている戦友同士の友情、男女の愛、戦争に巻き込まれていく人々の悲哀といった、普遍的なドラマを見ていただきたい」とアピール。
ハヌルは「このドラマに関わって、やはり戦争というのは悲劇であり、戦争をしてはいけないことだと、私自身もすごく考えさせられました。その点においては、どの国の人が観ても共感していただけると思います」と語る。
ゲサンは「僕も、2人に同感です。3番目に答えるのって、不利だな(笑)」とユーモアを見せながら、「辛い状況にあっても人を愛することができるし、友情を育むこともできる。最終的にこのドラマは、“正義は勝つ”ということを描いていると思います。そういう意味でも希望を与えられるドラマだと思っています」と話した。
同作は『美しき日々』『天国の階段』で知られるイ・ジャンス監督がヒューマンドラマの部分を、『犬とオオカミの時間』『甘い人生 La Dolce Vita』のキム・ジンミン監督が戦争シーンを、それぞれ分担して演出した。
ゲサンは完成したドラマを観て、「ジャンス監督といえば、韓国ドラマブームの先駆け。男女の愛をドラマの中で表現することを得意とされている。ジンミン監督は男同士の友情とか、男臭いドラマを撮るのがうまい。両極端にも見える2人の調和が、この作品を作っている」と思ったという。撮影中はそれどころではなかった。ジソブよりも戦場のシーンが多かったゲサンは、撮影中に気絶したこともあったほど、肉体的な限界に挑んだ。
「現場は爆発物が多く、危険でした。俳優たちも死ぬ覚悟で芝居に臨んでいました」と、笑って話せることが何よりだ。ゲサンは、「劇中で俳優はいろいろな経験をする。そうした経験から何かを身につけることが俳優にとって大事になってくる。今回は本当にいろんなことを経験できました。自分でもよく頑張ったと思います」と胸を張る。
ハヌルも「ほかの作品とは比べものにならないほど、多くのことを俳優として学べました。どのようにしてキャラクターになりきるべきか、現場で監督や共演者とどうやって息を合わせたらいいのか、役になりきる度合いも考えさせられました。言葉にするのは難しいんですが、この作品のおかげでかなり成長できたと思います」。
ジソブは「ジャンス監督はクローズアップで撮ることが多く、目の演技を求められた。逆にジンミン監督は全身を使った演技が好きなタイプ。撮影スタイルの異なる2人の監督のもとで、頭のてっぺんから足の先まで、こんなふうにも演技できるんだという発見があり、勉強になりました」と話した。
『ロードナンバーワン』のDVDはエスピーオーより1巻〜5巻(DVD-BOX I、1万9950円)が1月1日より、6巻〜10巻(DVD-BOX II、1万9950円)が2月2日より発売及び、レンタルが開始される。
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名家の娘と下人の息子、身分は違えど、幼い頃から共に育ち、想いを通わせてきたジャンウ(ジソブ)とスヨン(ハヌル)。やがて成長したジャンウは、医者を目指すスヨンの学費を稼ごうと軍隊に志願、パルチザン討伐に赴く。しかし、ジャンウの帰還を待ち続けるスヨンのもとには、彼の戦死通知書が…。絶望するスヨンを救ったのは国軍少尉のテホ(ゲサン)だった。スヨンとテホは結婚することに。ところが、結婚式の前日、死んだはずのジャンウが帰還。当惑する3人を引き裂くように、朝鮮戦争が勃発する…。
ジソブは、日本の視聴者に向けて「あくまでも戦争の部分は時代背景であって、その中に描かれている戦友同士の友情、男女の愛、戦争に巻き込まれていく人々の悲哀といった、普遍的なドラマを見ていただきたい」とアピール。
ハヌルは「このドラマに関わって、やはり戦争というのは悲劇であり、戦争をしてはいけないことだと、私自身もすごく考えさせられました。その点においては、どの国の人が観ても共感していただけると思います」と語る。
ゲサンは「僕も、2人に同感です。3番目に答えるのって、不利だな(笑)」とユーモアを見せながら、「辛い状況にあっても人を愛することができるし、友情を育むこともできる。最終的にこのドラマは、“正義は勝つ”ということを描いていると思います。そういう意味でも希望を与えられるドラマだと思っています」と話した。
同作は『美しき日々』『天国の階段』で知られるイ・ジャンス監督がヒューマンドラマの部分を、『犬とオオカミの時間』『甘い人生 La Dolce Vita』のキム・ジンミン監督が戦争シーンを、それぞれ分担して演出した。
ゲサンは完成したドラマを観て、「ジャンス監督といえば、韓国ドラマブームの先駆け。男女の愛をドラマの中で表現することを得意とされている。ジンミン監督は男同士の友情とか、男臭いドラマを撮るのがうまい。両極端にも見える2人の調和が、この作品を作っている」と思ったという。撮影中はそれどころではなかった。ジソブよりも戦場のシーンが多かったゲサンは、撮影中に気絶したこともあったほど、肉体的な限界に挑んだ。
「現場は爆発物が多く、危険でした。俳優たちも死ぬ覚悟で芝居に臨んでいました」と、笑って話せることが何よりだ。ゲサンは、「劇中で俳優はいろいろな経験をする。そうした経験から何かを身につけることが俳優にとって大事になってくる。今回は本当にいろんなことを経験できました。自分でもよく頑張ったと思います」と胸を張る。
ハヌルも「ほかの作品とは比べものにならないほど、多くのことを俳優として学べました。どのようにしてキャラクターになりきるべきか、現場で監督や共演者とどうやって息を合わせたらいいのか、役になりきる度合いも考えさせられました。言葉にするのは難しいんですが、この作品のおかげでかなり成長できたと思います」。
ジソブは「ジャンス監督はクローズアップで撮ることが多く、目の演技を求められた。逆にジンミン監督は全身を使った演技が好きなタイプ。撮影スタイルの異なる2人の監督のもとで、頭のてっぺんから足の先まで、こんなふうにも演技できるんだという発見があり、勉強になりました」と話した。
『ロードナンバーワン』のDVDはエスピーオーより1巻〜5巻(DVD-BOX I、1万9950円)が1月1日より、6巻〜10巻(DVD-BOX II、1万9950円)が2月2日より発売及び、レンタルが開始される。
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2010/12/29