“ホリエモン”こと元ライブドア社長の堀江貴文氏が22日、東京・博品館劇場で同日より上演されるミュージカル『クリスマスキャロル』の舞台稽古前に報道陣の取材に応じた。同作で舞台初挑戦にして主演を務める堀江氏は、役者としての驚きや収穫を聞かれるも「わからない。毎日与えられた課題をこなしてきたことで精一杯で、自分がどうなっているのかわからない状態でした」と苦笑い。また、座長としての意気込みを「最高のパフォーマンスができるように頑張ります」と初々しく語った。

【写真】その他の写真を見る

　同舞台は、1843年に出版された英国の文豪、チャールズ・ディケンズによる物語を現代版にアレンジしミュージカル化したもの。拝金主義で冷血漢の主人公（堀江氏）が、クリスマス・イヴの夜に奇跡的な体験をすることで、自分の人生や価値観を見つめ直すというストーリーが展開される。劇中の衣装であるサンタ姿で登場した堀江氏は、出演が決まった当時を振り返り「ワークショップも何度か参加して芝居の基礎を学ばせていただき、１か月ちょっとだけど稽古をして、苦楽をみなさんで共にしてきた」と初日を迎えた心境を感慨深げに語った。

　ヒロイン役で、堀江氏と同様に同作で舞台デビューを果たす安田美沙子は「初舞台のプレッシャーも、堀江さんが居ることが正直心強くて（軽くなった）。すごくありがたい存在でした」と堀江氏に感謝。その印象についても「怖いイメージがあった」というが「この格好（サンタ姿）をされるとさらにハマリ役で。優しくてみんなのお父さん的存在で、暖かい現場を作ってもらっています」と笑顔をみせた。

　会見には他に宮下雄也（RUN&GUN）、エグゼクティブプロデューサー・片岡義朗氏も出席。ミュージカル『クリスマスキャロル』は、12月22日〜26日まで同所にて上演。また、舞台の模様は動画サイト『ニコニコ動画』にて有料生中継される。