女優・上野樹里が主演を務める2011年NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第1話完成試写会見が10日、東京・渋谷の同局で行われた。同作の屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは、1話完成を受け「多くの人に見てもらいたい。視聴率は、いつも100％、120％くらいを考えている。いずれ、ヨーロッパなどにも（放送）進出できるくらいのものを（見せたい）」と手ごたえをにじませた。なお新キャストとして、俳優の草刈正雄が向井理演じる2代将軍・徳川秀忠の政治顧問となって江戸城幕政を主導する本多正信を演じることが発表された。

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　第1話は、戦国武将・織田信長（豊川悦司）の妹で、絶世の美女といわれる市（鈴木保奈美）が、浅井長政（時任三郎）に嫁ぎ、江が誕生するまでを描く。屋敷氏は「信長といえば、豊川さん以外考えられないというほどで、特に3英傑はハマッている。保奈美さんの演技もかっこいいし、（浅井3姉妹の）母親として包容力がある」と口滑らかに見所を語った。また演出を手掛ける伊勢田雅也チーフ・ディレクターは、映像面において「美しさを出していきたいと思っています。俯瞰（からの撮影）を多用していますね」とこだわりを明かした。

　草刈演じる本多は、知性派の参謀として頭角を現し、徳川家康（北大路欣也）の信頼を得る。のちに江戸城の幕政を主導し、息子の正純に家督を譲って親子で幕府を支えていく。そのほか、信長の次男・織田信雄役を山崎裕太、三男・信孝役を金井勇太が演じることも発表された。大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』はNHK総合にて来年1月9日（日）午後8時よりスタート。初回は73分の拡大版。

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